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武蔵溝ノ口 やきとり「かとりや」

居酒屋探偵DAITENの生活 第72回   2008年2月2日(土)  【地域別】  【時間順】


武蔵溝ノ口 やきとり 「かとりや」


  「島田屋」から「味よし」「川崎昼酒ツアー」を終え、ASIMO君とJR川崎駅で別れた後、私とOZAKI先生は、JR南武線に乗り込んだ。OZAKI先生の地元に近い武蔵溝ノ口に向かう為である。
 川崎駅から武蔵溝ノ口駅までは20分である。ちょうど良い酔い覚ましの時間を経て、午後7時30分頃に武蔵溝ノ口に到着。改札を出て右手に歩くと、歩行者専用の広い空中デッキに出る。右方向には、ノクティと呼ばれる再開発ビルが建っている。左方向に歩くと、そのまま東急田園都市線溝の口駅の中央改札口前につながっている。

 田園都市線の改札の前を通り、西口側に降りると、そこには、〈溝の口駅西口商店街〉という小さく古い商店街が残っている。そこは、戦後の闇市時代の雰囲気が残る商店街である。武蔵溝ノ口駅が現在のように橋上化する以前は、武蔵溝ノ口駅前から東急田園都市線下をくぐって、南武線の線路のすぐ脇にあるこの商店街を経由して踏切を渡り、南武線の南側に出る人の流れがあった。現在は南武線にも東急田園都市線にも「南口」が出来てしまい、すっかり人通りが少なくなってしまっていた。

 この商店街には、居酒屋ファン必見のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、さらにすぐ近くに「いろは」がある。2つの店の間は近い。前回、OZAKI先生と溝ノ口を訪問した時も、両店ともすごい人だかりであった。酒を飲む人たちの背中を見ながら、そばを通り抜け、南武線の踏切を渡って、「ひさもと」に行き、その帰り、まだ両店とも混んでいた為、「かとりや」と「いろは」の間の道の奥にある居酒屋「十字屋」に行ったのである。

 「かとりや」という名前のやきとり店を紹介するのは、「自由が丘」 「元住吉」に続いて3軒目である。
 溝の口「かとりや」の前は今日も人で一杯だった。店内に空席があることはすぐに解ったが、やはり、ここ「かとりや」に来たら商店街の古い屋根の下で、立ちのみをしなければ気分が出ないのである。

 我々の前を背の高い男性客たちが遮っていて、なかなか注文が出来ない。すでに酒も入っている。根気よく5分ほど待つ。店には、どんどんお客さんがやってくる。後からやってきたある男性客が前の客の背中に張り付いて、我々の左側の隙間から注文の機会を狙っていた。その時、我々の前に少し隙間が空いた。焼き台でやきとりを焼き続けている目の鋭い男性がこちらを見た。このお店の方はある情報によれば〈斉藤さん〉という方らしいのである。男性客が脇から注文しようとする。すると、〈斉藤さん〉はその言葉を遮り、「何しますか?」と我々に聞いてくれる。順番を守っているのである。すかさず、「にごり酒二つ」と答える。このようにして秩序が保たれているのである。
 厚手のグラスが二つ置かれ、一升瓶からにごり酒(300円)がそそがれた。さらにつまみとして、ねぎま(80円)と、かしら(80円)を2本ずつお願いする。立ちのみだと1本80円だが、店内で座ると1本90円になる。
人と人の隙間から手を伸ばしてにごり酒を手にとった。

 やがて、私の前の一際背の高い男性が帰り、目の前が開けた。さらにお酒(250円)を二杯頼んだ。
 大きな缶のような物の中で暖められた湯の中から一升瓶が引き出され、我々の空いたにごり酒のグラスの中にそのまま注がれる。グラスを取り替えて欲しいなどという甘い考えは起こしてはいけないのである。

 「それにしても、今日は肉を喰ったよなあ、すごい量の肉だと思うよ。」と私。
 「だから、野菜も食べなくてはいけません」とOZAKI先生が言って、ねぎ(80円)とししとう(80円)を2本づつ頼んだ。
 この日の翌朝、東京・神奈川は久しぶりの雪になった。寒いはずである。しかし、酒が入っているのであまり寒く感じないのである。ビールを飲むことにしてしまった。今日は一軒目でスーパードライを飲んだので、やや不満であった。目の前にサッポロラガー(赤星)の文字を見ると我慢できなくなってしまった。サッポロラガービール大(580円)を頼む。やはり赤星はうまい。さらに、牛串(200円)を2本追加した。また肉を食べてしまったのである。
 最後に酒を2杯追加。同じグラスに酒が注がれる。今度はにごり酒の成分は残っていないのである。
 酒6杯、瓶ビール大1本、焼き物10本。二軒の「川崎昼酒ツアー」の後である。いささか酔ってしまった。約1時間20分ほどの滞在。お勘定は計3,390円であった。


武蔵溝ノ口 やきとり「かとりや」
住所 神奈川県川崎市高津区溝の口2-7-13
電話 044-822-8802
定休日 日曜祝日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR南武線武蔵溝ノ口駅下車徒歩2分・東急田園都市線溝の口駅下車徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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新岳大典

新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。
http://izakaya.daitenkan.jp/
2018.1より上記のURLとなりました。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。
2011.7よりfacebook参加
https://www.facebook.com/daiten.aratake/

劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。

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等を運用中。

2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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