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中目黒 もつ焼き「源」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第117回   2008年7月18日(金) 【地域別】  【時間順】



中目黒 もつ焼き「源」 第3回

  
   中目黒源外階段

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 今日は、久しぶりにOZAKI先生と中目黒で会うことになった。OZAKIKI先生が共通の友人のMASSIMO(マッシーモ)氏に会う為に楽屋に行きたいというのである。
 前回、もつ焼き「源」を記事にしたのは、2007年3月2日第12回である。
 その後、こちらの店に何度か来ているが記事にするのは久しぶりであった。「源」は、電話を入れてみると満席で入れない場合も多い店である。私も何度かふられた経験がある。しかも、今日は金曜日である。
 待ち合わせ場所の中目黒駅改札に、OZAKI先生は約束の時間より遅れて登場した。しかし、15分程度であるから想定内である。急いで、「源」に向かった。金曜日の午後7時といえばもっとも混む時間である。

 店の前まで行くと、ちょうど3人組のお客さんが目の前で入ってゆくところであった。一歩遅かったように思えた。「入れないですかね?」とOZAKI先生。会話の内容が少し聞こえた私は「あの人達は団体客だから大丈夫だよ」と答えた。店に入ると、左側は20人近くが座れる座敷席になっている。予約をすれば団体での利用も可能なのである。一人客か二人客は必然的に右側のカウンター席に座るのである。ゆえに、他の人と合流する3人の人達の後に入った我々はカウンターさえ空いていれば入れるのである。私は入ってすぐ手前のカウンター席右端を狙っていた。
 マンションの裏階段を上がって、3人の人達の後から中に入った。やはり、予想通り、座敷で待っている人達に合流である。カウンター右端の飲み物を作る場所前の2席が空いていた。すかさず、座る。
 この場所は、注文がし易い席である。さっそく、ホッピー(390円)を2杯頼んだ。もちろん、私は氷無しである。
 「注文は紙に書いてください」と言われる。紙に「つくねピーマン付き2本、なんこつ1本、レバー2本、エシャレット(280円)、 煮込み(450円)、レバカツ(160円) 2本」と記入した。つくねを頼むとピーマンつけますか?」と聞かれるので、最初からピーマン付きと書いた方がよい。このピーマン付きのつくねのスタイルはオリジナルが他店にある。
 「煮込み塩味ですか?味噌味ですか?」と聞かれる。迷わず塩と答えた。すると、OZAKI先生が「味噌じゃ普通ですものね、せっかくだから塩を食べてみたいですよね」と同意する。
 
 まず、レバーのタレ焼きがやってくる。辛子をつけて食べる。これがうまい。つくねとピーマンの相性も良い。この食べ方を最初に考えた人は偉い。
 煮込みがやってくる。さっぱりとして癖の無い味である。エシャレットを箸休めに酒が進む。私は2杯目は、当然のごとく生レモンサワー(390円)である。

 20年以上前に会社の部下であったOZAKI先生と二人酒である。やはり、昔話になってしまう。楽屋のオーナーのMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で飲んだ頃の話になる。
 OZAKI先生が入社したその日に、3人で飲むことになり、いきなり、今の雰囲気そのままのつきあいになったのである。初日で3人で残業となり、MASSIMO(マッシーモ)氏の地元で飲むことになった。高円寺である。MASSIMO(マッシーモ)氏の行きつけの店に「いがぐり」という居酒屋があった。カウンターがコの字にあるが、その回りを酒瓶が囲ってしまい、中のマスターが良く見えないのである。奥で料理をつくり、酒瓶の上から料理を出すのである。
 来る客はミュージシャン、ダンサー、役者たちが多いという。常連の中には有名なハードロックバンドのベーシストの方もいた。

 「キープボトルだけ呑んで誰も料理を注文しやしない」と嘆くマスターくりぼう。ついに客は我々だけになってしまった午前2時過ぎ。マスターが寿司をおごってくれるという。店の片付けを待って、高円寺駅の近くにあった大規模な回転寿司に向かった。我々は歩きであるが、マスターはバイクであった。派手なヘルメットにゴーグル。派手なコートを身につけているマスター。マスターはそのまま店に入ってくる。ゴーグルもバイク用の手袋さえ外さないのである。そのまま、ビールを飲み、寿司も手袋をしたまま、箸も使わずつまむのである。あまりのすごさに唖然としたものである。
 我々はその後、MASSIMO(マッシーモ)氏の部屋に戻り、2時間ほど仮眠をとり、完全な2日酔いのまま、出勤したのである。

 今から20年も前の伝説的な話ではある。現在も同店は存在し、音楽関係の皆さんが多いらしい。また、楽屋のMASSIMO(マッシーモ)氏と3人で行ってみたいと思う。

 OAZKI先生はホッピー中を頼み、私は3杯目をホイス(390円)にした。これで、前回の祐天寺ばんの時と同じ、レモンサワー、ホッピー、ホイスの3種を制覇したことになる。
 ジョッキに氷と焼酎とホイスを混ぜた液体を9分目まで投入。炭酸が1本ついてくるのである。これで390円は安い。思えば原価があがったはずのホッピーも390円のままである。頑張ってくれているのである。

 ピーマンとつくねを一緒に食べるのは、トルコ料理的イメージであるとOZAKI先生が言う。トルコでアダナケバブを食べた時に、つくねを思い出したそうである。エスニック系の肉中心の文化の国では、我々が思っているよりも肉を野菜と一緒に食べるのだそうである。
 そのうち、トルコ料理を食べたいということになった。それも、赤坂とかでなく大久保辺りにあるトルコ料理をである。

 ほぼ満席であった店内も、8時30分を過ぎて、我々と男性客1人、女性客1人だけになってしまっていた。その女性客が離れた席の男性客たちと元気に話している。これまで、満席の店内はそれほどうるさくはなかったので、ちょっと気になった。いつも、「源」は不思議と落ち着いた雰囲気がある。いつ来てもうるさいという印象はなかった。いずれにしても居酒屋の雰囲気は女性客で変わる。女性の声質の為かもしれない。その高い声、笑い声はよく通るからである。チェーン店に行かない理由の1つに、若い娘たちの多い店、その娘たち目当てに声を張りギャグを飛ばす若手芸人のような若者たちの存在がある。もちろん、部下相手に野太い声で笑い続ける上司、連発される親父ギャグにも絶えられないが・・・。

 午後7時から8時50分までの滞在、二人でお勘定は4240円であった。


 ※  ※  ※

 追記 2010.11.5

 ozaki先生と久しぶりに再訪。生レモンサワー(410円)。風邪気味なので、二つ割りレモン1個がうれしい。焼き物はかしら(170円)、ナンコツ(170円)を塩。冷やしトマト(300円)。お客さんがびっくりするほど若い。親父は私たちだけ。
 生レモンサワー(410円)をもう一杯。煮込み(500円)レバーカツ(180円)2本。ozaki先生はホッピー(450円)。さらに中も頼む。飲物も食べ物もだいぶ値上がりしていた。仕方がないのかもしれない。
 午後7時20分から8時50分まで。1時間30分ほどの滞在。お勘定は2人で3,610円であった。

 

 中目黒源看板

中目黒 もつ焼き「源」
住所 東京都目黒区上目黒2-10-7 アサミビル2階
交通 東急東横線・地下鉄日比谷線中目黒駅下車徒歩5分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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中目黒

Comments 2

居酒屋探偵DAITEN

私もきっと言ってます

mariruu様

気を付けていますが、きっと、咲良舎の連中の前で親父ギャグを
私も言っているかもしれません。
それから、昔の武勇伝もやってますね、きっと。
ただし、こんな馬鹿なことをたくさんしたという武勇伝ですが(笑)

mariruu

どきっ!

>連発される親父ギャグにも絶えられないが・・・。

気をつけます。(^w^)