新丸子 やきとり「けんもつ屋」第2回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第135回 2008年8月30日(土) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
※すでに閉店・移転
新丸子 やきとり「けんもつ屋」 第2回
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今日はOZAKI先生と新丸子で会うことになった。待ち合わせ場所は2007年5月11日の第22回で紹介したことのある、新丸子駅近くの東横線ガード脇の音楽とダンスのリハーサルスタジオ「studio MUGIC」である。OZAKI先生は15年ほど前に素人バンドを組んでいた時の仲間の一人なのだ。
「studio MUGIC」は五つのスタジオを持ち、広いロビーにはバー・カウンターまであって、ロビーやスタジオ内で飲むことも出来る。午後4時から6時までの2時間、ビートルズの曲を中心に、先日書店で購入した「歌本」等を片手に様々なコピー曲及びOZAKI先生のオリジナルをやってみた。OZAKI先生は初見でもエレクトリックピアノでどんどんアレンジをつけながら弾いてゆく。あくまでも試しにやってみただけであるが、初日にしては上出来であった。今後もこの場所で繰り返し練習をしてゆくことに決めた。
外に出てロビーに座っていると、次々に楽器を持った人たちが入ってくる。その年齢層の高さに驚いた。我々と同じ、またはそれ以上の方々がたくさんいるのである。15年ほど前にOZAKI先生達と音楽スタジオに出入りしていた時とは、まったく状況が違う。当時は、音楽スタジオに来るのは若い人たちばかりであった。三十過ぎの我々は、すでに浮いていたのである。今が「親父バンド・ブーム」であることを再認識してしまった。
午後6時である。歌を唄ってのども乾いた。新丸子駅前を通り、東横線のガード沿いを歩いて、右手に酒屋さんを発見。そこを右に曲がると、やきとり「けんもつ屋」が正面に見える。以前にこの店を紹介したのも、やはり2007年5月11日の第22回である。
曇りガラスの引き戸を開いて店に入ると、すぐ右手にL字カウンターがある。L字の手前の短い側に3席、奥側の長い側に8席ほどが座ることができ、カウンターの中は調理場、その先に焼き台が見え、今日も親父さんが黙って焼き物を焼いている。左側の壁に2人席が。その右手奥には6人ほどが座ることの出来るテーブルがある。しかし、たくさんの折りたたみ椅子が壁際にあって、満席の場合は次々に席が増えてゆくに違いない。
我々はいつもの左側壁際の二人席に座った。一番落ち着く席である。
ホッピー(480円)を二つお願いした。 焼き物はレバ(70円)、ネギマ(90円)、鳥皮(90円)を2本ずつ注文。
氷無しのホッピージョッキに焼酎を入れたものが出てくる。ビアタンブラーをもらい、焼酎全量を移した。焼酎の量はビアタンブラーにぴったり1杯であった。そこから適量をジョッキに戻し、ホッピーで満たす。この焼酎は、ホッピー外を追加せず、氷有りでホッピーを飲むOZAKI先生に進呈してしまう。
焼き物は以前よりそれぞれ10円ずつ値上がりしていた。しかし、やってきた焼き物の肉のサイズは前より大きくなったような気がする。
まずは、鳥皮に感動した。レバは半生焼きで柔らかく甘いのである。テーブルに唐辛子らしき瓶が二つあるのでお店の方に聞くと、七味と一味の両方から選べるようになっているという。
ハツサシ(500円)を追加する。豚の心臓である。私はよほど良いものでないと肉の刺身系は食べないことにしている。しかし、このハッサシが絶品であった。サクっとした軽い歯触りがあり、新鮮であることが解る。
OZAKI先生は、前日、編集者の方とゴールデン街で飲んだそうである。日本酒神鷹(350円)を燗酒でいただく。これも以前より20円値上がりしていた。
焼き台のお父さんが目の前をゆっくりと通ってゆく。かなりの高齢に見える。カウンターの中で働く青年との年齢差は40歳以上であろうか?
ネギマの注文が入るが終わってしまったそうである。別のカウンターに座るお客さんが品書の札を裏返す。すると、品物の下に書いてあった「ラッキー」の文字が「打ち止め」に変わる。やがて混んできた。すると、忙しそうな青年の代わりに、カウンターのお客さんがテーブル席のお客さんに焼き物を運ぶのである。
カウンター右端の常連客の方が酔い潰れてしまっている。他のお客さんに起こされ、おみあげを持って帰っていった。勘定を済ませたことも忘れてしまうほどの酔い方である。
ここは、お客さん全員が名字で呼ばれる常連の店である。店内には、懐かしいジャパニーズポップスが流れている。鉄道関係の品物が壁にたくさん飾られていて、天井に古い電車用らしき扇風機が二つ取り付けてあった。なによりも店全体に流れる緩い雰囲気がとても心地良い。
午後6時15分から7時30分までの1時間15分の滞在。お勘定は二人で2,310円。
外に出てみると強い雨になっていた。

新丸子 やきとり「けんもつ屋」 すでに閉店・移転
住所 川崎市中原区新丸子町766
電話 044-733-0475
営業時間 17:30~22:00
(22:00までに退店してくださいとのこと)
東急東横線新丸子駅徒歩5分
新丸子 「studio MUGIC」
住所 川崎市中原区新丸子町734-2
電話 044-744-4994
休業日 年中無休
営業時間 AM10:00~AM6:30
公式サイト http://www.mugic.jp/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第135回 2008年8月30日(土) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
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今日はOZAKI先生と新丸子で会うことになった。待ち合わせ場所は2007年5月11日の第22回で紹介したことのある、新丸子駅近くの東横線ガード脇の音楽とダンスのリハーサルスタジオ「studio MUGIC」である。OZAKI先生は15年ほど前に素人バンドを組んでいた時の仲間の一人なのだ。
「studio MUGIC」は五つのスタジオを持ち、広いロビーにはバー・カウンターまであって、ロビーやスタジオ内で飲むことも出来る。午後4時から6時までの2時間、ビートルズの曲を中心に、先日書店で購入した「歌本」等を片手に様々なコピー曲及びOZAKI先生のオリジナルをやってみた。OZAKI先生は初見でもエレクトリックピアノでどんどんアレンジをつけながら弾いてゆく。あくまでも試しにやってみただけであるが、初日にしては上出来であった。今後もこの場所で繰り返し練習をしてゆくことに決めた。
外に出てロビーに座っていると、次々に楽器を持った人たちが入ってくる。その年齢層の高さに驚いた。我々と同じ、またはそれ以上の方々がたくさんいるのである。15年ほど前にOZAKI先生達と音楽スタジオに出入りしていた時とは、まったく状況が違う。当時は、音楽スタジオに来るのは若い人たちばかりであった。三十過ぎの我々は、すでに浮いていたのである。今が「親父バンド・ブーム」であることを再認識してしまった。
午後6時である。歌を唄ってのども乾いた。新丸子駅前を通り、東横線のガード沿いを歩いて、右手に酒屋さんを発見。そこを右に曲がると、やきとり「けんもつ屋」が正面に見える。以前にこの店を紹介したのも、やはり2007年5月11日の第22回である。
曇りガラスの引き戸を開いて店に入ると、すぐ右手にL字カウンターがある。L字の手前の短い側に3席、奥側の長い側に8席ほどが座ることができ、カウンターの中は調理場、その先に焼き台が見え、今日も親父さんが黙って焼き物を焼いている。左側の壁に2人席が。その右手奥には6人ほどが座ることの出来るテーブルがある。しかし、たくさんの折りたたみ椅子が壁際にあって、満席の場合は次々に席が増えてゆくに違いない。
我々はいつもの左側壁際の二人席に座った。一番落ち着く席である。
ホッピー(480円)を二つお願いした。 焼き物はレバ(70円)、ネギマ(90円)、鳥皮(90円)を2本ずつ注文。
氷無しのホッピージョッキに焼酎を入れたものが出てくる。ビアタンブラーをもらい、焼酎全量を移した。焼酎の量はビアタンブラーにぴったり1杯であった。そこから適量をジョッキに戻し、ホッピーで満たす。この焼酎は、ホッピー外を追加せず、氷有りでホッピーを飲むOZAKI先生に進呈してしまう。
焼き物は以前よりそれぞれ10円ずつ値上がりしていた。しかし、やってきた焼き物の肉のサイズは前より大きくなったような気がする。
まずは、鳥皮に感動した。レバは半生焼きで柔らかく甘いのである。テーブルに唐辛子らしき瓶が二つあるのでお店の方に聞くと、七味と一味の両方から選べるようになっているという。
ハツサシ(500円)を追加する。豚の心臓である。私はよほど良いものでないと肉の刺身系は食べないことにしている。しかし、このハッサシが絶品であった。サクっとした軽い歯触りがあり、新鮮であることが解る。
OZAKI先生は、前日、編集者の方とゴールデン街で飲んだそうである。日本酒神鷹(350円)を燗酒でいただく。これも以前より20円値上がりしていた。
焼き台のお父さんが目の前をゆっくりと通ってゆく。かなりの高齢に見える。カウンターの中で働く青年との年齢差は40歳以上であろうか?
ネギマの注文が入るが終わってしまったそうである。別のカウンターに座るお客さんが品書の札を裏返す。すると、品物の下に書いてあった「ラッキー」の文字が「打ち止め」に変わる。やがて混んできた。すると、忙しそうな青年の代わりに、カウンターのお客さんがテーブル席のお客さんに焼き物を運ぶのである。
カウンター右端の常連客の方が酔い潰れてしまっている。他のお客さんに起こされ、おみあげを持って帰っていった。勘定を済ませたことも忘れてしまうほどの酔い方である。
ここは、お客さん全員が名字で呼ばれる常連の店である。店内には、懐かしいジャパニーズポップスが流れている。鉄道関係の品物が壁にたくさん飾られていて、天井に古い電車用らしき扇風機が二つ取り付けてあった。なによりも店全体に流れる緩い雰囲気がとても心地良い。
午後6時15分から7時30分までの1時間15分の滞在。お勘定は二人で2,310円。
外に出てみると強い雨になっていた。

新丸子 やきとり「けんもつ屋」 すでに閉店・移転
住所 川崎市中原区新丸子町766
電話 044-733-0475
営業時間 17:30~22:00
(22:00までに退店してくださいとのこと)
東急東横線新丸子駅徒歩5分
新丸子 「studio MUGIC」
住所 川崎市中原区新丸子町734-2
電話 044-744-4994
休業日 年中無休
営業時間 AM10:00~AM6:30
公式サイト http://www.mugic.jp/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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