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石川台 和風レストラン「汀」

居酒屋探偵DAITENの生活 第199回 2009年4月17日(金)    【地域別一覧表へ】


石川台 和風レストラン「汀」

   石川台「汀」外観

 長年通いながら今まで紹介しなかった店がある。「居酒屋探偵」としては中華料理店、レストラン、そば屋等、居酒屋以外の食事を中心とした業態は紹介しないことにしていた。だから、今までこちらの店は紹介しなかったのである。今回の店は「レストラン」である。しかし、私が紹介するのであるから普通のレストランではない。

 五反田方面から東急池上線に乗って石川台駅で降りる。改札を出て右手に歩き、最初の十字路を右に曲がる。まっすぐにゆるい坂を降りて行くと十字路に出る。そこに「希望ヶ丘商店街」の一つ目のアーケードが立っている。左方向に商店街がずっと続いている。この十字路を右に行くと左手に、今日の店、和風レストラン「汀」がある。「みぎわ」と読んでしまう人もいると思うが「なぎさ」である。

 暗めな外観はちょっと入りづらい雰囲気である。思い切って扉を開いて入っていただきたい。間口の狭い店内は奥に向かって長い。すぐ右手に、四人用のボックス席がある。左手は調理場。その奥にカウンター席が七席。しかし、一番奥の二席はライス・ジャーとレジスター替わりのパソコンで埋まっているので実質五席である。カウンターの右手に二人分のボックス席がある。その間を過ぎて一番奥に絨毯敷きの部屋があり靴を脱いで上がるようになっている。

 私が店に入る時、先に若い男女が入って行った。彼等は四人用のボックス席に座った。私は荷物が多かったので一人で二人用のボックス席に座る。この席が私の一番のお気に入りである。私に続いて男性客が入ってきて、カウンター席に座った。
 男性が「ビールとポテサラ」とマスターに言うと、マスターが「○○さんビールとポテサラ」と言う。すると、もう一人のフロア担当の男性が「ビールとポテサラ」と復唱する。この律儀なやりとりはこの後も続くのである。
 「黒ビールと煮込みお願いします」と私も言う。「黒ビールと煮込みです」と男性が言う。「黒ビールと煮込み」とマスターが復唱する。キリン一番搾りスタウト黒生ビールは400円、もつ煮も400円である。

 店内にはラジオが流れている。中日対巨人のナイター放送である。テレビはない。
 メニューを眺めた。飲み物の欄には「サワー、焼酎類置いてません」と書いてある。
 置いている飲み物はビール、日本酒、そして、ウヰスキーだ。「ウイスキー」ではない、「ウヰスキー」なのである。焼酎類を置かないというのがマスターのこだわりのようである。

 黒ビールと一緒に、枝豆が少しお通しとして出てくる。久しぶりに飲む黒ビールが美味かった。調理場の棚に短冊メニューが貼ってある。つぶ貝刺身(500円)、とり貝刺身(600円)といった刺身もある。金陵の一升瓶や生酒が棚に並んでいる。改めて書く。こちらの店は「レストラン」である。

 奥の絨毯敷きの部屋は以外と広い、ちょうど家族連れの皆さんが食事中であった。
 やってきたもつ煮は小どんぶり一杯、なかなかの量である。さっぱりとした味付けだ。
 男女のお客さんが入ってくる。一人客の男性も入ってきてオムライスを注文した。盛況である。
 ウヰスキー角水割り(300円)を頼んだ。ウヰスキー白は250円、オールドは350円である。角、白、オールド・・・なにやら懐かしい響きである。一緒に厚揚げ(300円)を頼んだ。

 調理はマスターが一人で担当している。食事メニューと居酒屋メニューのオーダーがどんどん入る。ビールとポテサラを頼んだ男性がお持ち帰りで数品頼んだ。お持ち帰りが出来るのである。予約の電話がさらに入る。奥の家族連れがつまみや飲み物を追加する。本当に忙しい。

 2杯目のウヰスキーは白(250円)にした。
 オムライスが食べたいと思う。「ソースカツに青海苔の香りたつ」とメニューに書かれた「かつ弁」(600円)、「ハムとドミグラのハーモニー」と書かれたハム・ステーキ丼(500円)もいい。牛煮込みスパゲッチ(650円)もある。スパゲティーではない、スパゲッチなのだ。

 晩酌をしてから夕食を済ませたい方には、こちらの店は最適である。さらに、四人家族の皆さんが入ってきた。私は帰ることにしよう。夕食は家で食べなければならないのだ。
 暖色の照明の中、揚げ油の音が心地よい。妙に落ち着き心和む自分がいる。
 「そうだ、俺はトンカツ屋の息子だった・・・」
 そう、心の中でつぶやいた。私が子供の頃、母は川崎駅西口駅前で「とんかつ屋」を経営していたのである。
 午後7時20分から8時10分まで、50分ほどの滞在。お勘定をお願いすると1,700円であった。

   石川台「汀」看板

石川台 和風レストラン「汀(なぎさ)」
住所 東京都大田区東雪谷2-11-2
電話 03-3720-1415
定休日 月曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩3分


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新岳大典

新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。
http://izakaya.daitenkan.jp/
2018.1より上記のURLとなりました。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。
2011.7よりfacebook参加
https://www.facebook.com/daiten.aratake/

劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。

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等を運用中。

2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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