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蒲田 立ち呑み「うなぎ家」

居酒屋探偵DAITENの生活 第220回  2009年5月30日(土)       【地域別】  【時間順】



蒲田 立ち飲み処「うなぎ家」

  蒲田うなぎ家外観

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 土曜日の午後、東急多摩川線沿線を歩いてみることにした。
 多摩川線は東急東横線の多摩川から蒲田に至る路線で、間に沼部、鵜の木、下丸子、武蔵新田、矢口渡があり、全線で7駅の短い路線である。
 まずは、沼部駅まで歩いて行き、電車に乗って武蔵新田で降りてみることにした。武蔵新田の町を歩き廻ったのは午後2時頃であった。気になる居酒屋が数軒あったが当然まだ開店時間ではない。武蔵新田駅の蒲田方面の改札を出て、踏切を渡り歩いてゆくと五又路に出る。その五又路の一角に以前から気になっている古い建物がある。それは「蒲焼割烹 山縣屋」という鰻屋さんであった。正面の入口は閉まっている。「土曜日は休みなのかな」等と思い、店の外観を眺めているうち、店脇の小さな入口に白い紙が貼ってあることに気づいた。その白い紙の内容を読むと5月一杯で閉店することになったという。さらに、この日は予約の方のみの営業であるということも書いてあった。永年の常連さんたちと別れを惜しむ為の営業なのかもしれない。そんなことを思っていると、一台のタクシーが目の前で止まり、中から御高齢の夫人が出てこられ、何の躊躇いもなく脇の小さな入口から店に入っていかれた。まさに永年の常連の方に違いない。

  武蔵新田山縣屋 武蔵新田「蒲焼割烹 山縣屋」

 武蔵新田から再び多摩川線に乗って、隣の矢口渡に移動、矢口渡の周辺も歩いてみた。矢口渡にも入ってみたいと思わせる焼き鳥店があった。しかし、まだ営業時間ではない。また、多摩川線に乗り、終点の蒲田駅まで移動した。
 武蔵新田「山縣屋」のことが頭にあって、散歩の後に向かったのは東急線の蒲田駅の脇にある、うなぎの串焼きを食べさせる立ち呑み店「うなぎ家」であった。「うなぎ家」という直截な店名が面白く、今まで何度か入ったことがある。しかし、常連の方々で十分繁盛している様子のこちらのお店を書くのがなんとなく躊躇われ。ところが最近、情報誌に紹介されているのを発見、もう書いても良いのではと思ったのである。

 今の季節、立ち飲み店の入口は開け放たれている場合が多い。ゆえに、煙草の煙に悩まさせる率も低くなる。気持ちの良いこの季節は、最も立ち飲み店に入りたいと思う時期である。入口を入ると「L字カウンター」が左手にある。左の横側に3人、右の縦側に6人ほどが立てば一杯である。カウンターの中の調理場には、「若い頃は女性にもてただろうなあ」と思わせる、ちょっと強面のマスターと小柄なママさんの二人がおられる。
 左手の横側に1人、右手の縦側に3人の男性が立っておられた。左手の若者以外は皆さん常連の方のようである。

 まずは、チューハイ(300円)を頼む。 つまみは、うなぎ串焼き(220円)とイカ焼き(220円)にした。イカ焼きは、イカのゲソを焼いたものとかではなく、イカ入りのお好み焼きのようなものである。
 うなぎの串焼きを食べて、イカ焼きが来たところで生ビール中(380円)を追加した。
こちらのお客さんたちはお互いによく話をする。後から女性のお客さんも加わり、店内は盛り上がってゆく。店の狭さがお互いの距離を縮めてくれるのかもしれない。
 お店にお豆腐屋さんがご用聞きに来たり、小学校の運動会が中止になった話が出たり、地元の皆さんの人と人の生活を感じさせる会話に心が和み、ヨソ者の私もまたゆっくりと心地よい酔いに包まれてゆくのであった。

 3時40分から4時10分まで30分ほどの滞在。お勘定は1,120円であった。

 さて、こちらの店では「一軒二杯二品」を守ることが出来た。しかし、この後がいけなかつた。最近、特に気に入っている立ち呑み店に向い、そこで、居酒屋探偵としてもあるまじき行為に出てしまったのであった。

 (つづく)


蒲田 立ち飲み処「うなぎ家」
住所 東京都大田区西蒲田7-64-6
電話 03-3734-0228
定休日 第一・第三日曜日
営業時間 月曜~土曜 15:00~23:00 日曜日 15:00~21:00
交通 JR蒲田駅下車徒歩2分、東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩2分

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蒲田

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