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武蔵新田 角打ち「飯田酒店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第272回 2009年10月24日(土)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】




武蔵新田 角打ち「飯田酒店」

 
  武蔵新田飯田酒店

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 SAKURAと二人、色々と買い物をしてから向かったのは、東急多摩川線の武蔵新田。駅のすぐ近くにある黒湯の銭湯「森の湯」に入った。ここの銭湯は、特に派手な演出もないけれど、脱衣所にクラシック音楽が静かに流れており、サウナもあって、実に良い銭湯である。
 この「森の湯」に入った後、向かったのは、武蔵新田駅の蒲田駅方面の改札から1分。線路沿いにある「飯田酒店」である。どちらかと言えばモダンな感じの酒屋さんである。しかし、一歩中に入ると右手の商品棚の裏側に目立たないカウンターがあってお酒を飲むことが出来るのだ。今時は珍しくなってしまった「角打ち」である。私が「角打ち」の店を紹介するのは始めてだ。この辺りでは評判の店であり、先日、第270回の記事の中で、H社長の話にも出てきた店である。

 入口を入ると、奥で常連の方達が立って飲んでいるのが見えた。お店の女将さんが振り返ったので、手で酒を飲む仕草をして、「こんなことしたいんですけど」と言うと、そちらから入ってくださいと、店の入口を入ってすぐの冷蔵庫の脇の狭い通路を示された。そこから中に入ると、ちょっと暗くなった細長いスペースがあって、店の中に向かって奥行きの狭いカウンターになっている。店の奥の方には常連の皆さんがいる。奥側からもカウンターのあるスペースに入ることが出来る。真ん中に柱があって、奥と手前とは、ちょっと行き来がしにくい。頭の当たりには商品棚があって、カウンターと商品棚の間から店の中を覗くような感じで立ち飲むのである。
 カウンターの上のプラケースの中に、魚肉ソーセージや様々なつまみ類が入っている。それを自分でとって、自己申告をしてお金を払うのである。

 女将さんが「何を飲みますか?」とおっしゃる。まずは、燗酒(250円)を2杯もらう。コップにお酒を入れ、レンジで「チン」をしてくれる。「なんてお呼びすればいいんですか?」と聞くと、「皆さん、お母さんと呼んでくれるんですよ」とおっしゃる。
 つまみは、豆と柿の種(200円)を1袋。
 次に麒麟淡麗(260円)。500ミリリットル缶である。さらに、魚肉ソーセージ(200円)ももらった。お母さんの「魚肉ソーセージのムキ方講座」が始まる。常連の皆さんがみんな注目する。この「お母さん」の存在がこのお店の何よりのつまみのようである。素晴らしい。

 角打ちに入ると、祖父のことを思い出す。今から45年程前。やはり今日のように、祖父銭湯に行った帰り、「お母さんには内緒だよ」と言われ、川崎駅西口近くにあった「丸東」という大きな酒屋さんに入ったものである。量り売りの味噌の樽がいくつかあり、その周りで何人もの大人たちが、缶詰を開けてもらったり、イカを焼いてもらったりして、酒を飲んでいた。ワンカップなどない時代で、桝やコップに酒をついでもらって飲んでいたように思う。私は、出してもらった椅子に座り、立っている大人たちの間で、添加物満載のオレンジジュースを飲ませてもらった。若い頃の祖父曾祖父が大酒飲みであった為、酒を嫌っていた。それが晩年は毎日酒が切れない生活になっていたのである。
 十数年後、祖父は糖尿病の合併症がすすみ羽田空港に近い小さな病院で亡くなった。
 祖父と共に入った「丸東」の思い出は、祖父の嬉しそうな笑顔と、味噌樽の中の味噌につけられた指の跡である。それは、つまみを買わず、味噌を盗み食べた大人たちの指の跡だ。

 最後に、下町ハイボール缶(300円)にした。甘みが少ないので私の好きな缶チューハイである。sakuraは「さらりとした梅酒(300円)」である。「また、来ます」とお母さんに言って外に出る。常連の皆さんと共に笑顔で送ってくださった。楽しい店である。

 なお、飯田酒店は居酒屋探偵団団員のcroquettepunchさんも紹介されている。味わいある写真が載っているのでご覧頂きたい。

 午後5時30分から6時15分までの45分ほどの滞在。支払った金額は2人で1,760円であった。
 

武蔵新田 角打ち「飯田酒店」
住所 東京都大田区矢口1-7-18
電話 03-3758-2405
定休日 ?
営業時間 夕方から~
交通 東急多摩川線武蔵新田駅下車徒歩1分。


ホッピー原理主義者とは?
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コメント

居酒屋探偵DAITEN

Re: 味噌樽..
croquettepunch様

居酒屋探偵DAITENです。

> 味噌樽の指の跡...なんとも味わい深い話ですねえ.角打ち,かくあるべき!なんて感じです.
> ここはモダンな外観と,薄暗い立ち呑みカウンターのギャップがいい酒屋ですね.

酒にまつわる私の思い出の一つです。
飯田屋さんは良いですね。城南地区の角打ちとしては貴重な存在です。
とりあえず、城南地区の東急線沿線全駅制覇をめざしております。
よい情報がありましたらよろしくお願いします。

croquettepunch

味噌樽..
味噌樽の指の跡...なんとも味わい深い話ですねえ.角打ち,かくあるべき!なんて感じです.
ここはモダンな外観と,薄暗い立ち呑みカウンターのギャップがいい酒屋ですね.
非公開コメント

新岳大典

新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。
http://izakaya.daitenkan.jp/
2018.1より上記のURLとなりました。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。
2011.7よりfacebook参加
https://www.facebook.com/daiten.aratake/

劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。

演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」
劇集団咲良舎公式サイト
かたびら・スペース・しばた。公式サイト
かたびら・スペース・しばた。公式フェイスブックページ
ブログ「人間日和」
ブログ「楕円生活の方法」
等を運用中。

2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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