東銀座 三原橋地下街 かごんま料理「おごじょ」
居酒屋探偵DAITENの生活 第295回 2009年12月23日(水) 【地域別】 【時間順】
東銀座 三原橋地下街 かごっま料理「おごじょ」 第2回
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浜離宮恩賜公園から銀座通りへ
天皇誕生日の午後、浜離宮恩賜公園に行った。sakuraと二人である。新橋駅から歩いて、日本テレビタワーや資生堂ビルの前を歩き、電通ビルで地下に降りた。地下2階から地上3階までと地上46階と47階は「カレッタ汐留」という商業施設になっている。46・47階には無料展望台があり、低層部北側は電通四季劇場「海」が入っている。この地下2階と3階のカレッタモールは変則的な形の回廊状になっている。歩いているうちに180度回転して元にもどることになる。歩いていても案内図のようなものが途中に無い、しかも地下2階と3階であり外が見えない。浜離宮側に出るつもりがいつのまにか元にも戻ってしまっていた。
「これは災害時は、うまく逃げることが出来ないだろうな。防災的には最悪の設計かもしれない。」と私が言うと、 「自分がどこにいるか解らなくなる」と言って、sakuraも同意した。
地上に出て、首都高速都心環状線の下をくぐると、浜離宮恩賜公園側に渡る大手門橋が見えてきた。橋を渡り、園内に入った。場所がら外国人の観光客も多い。「花木園」を通り、「潮入りの池」に出て、そこにあった売店で「おでん」を買って食べた。(下写真)
← 「浜離宮恩賜公園」内の売店のおでん
「潮入の池」の岸と中島を結ぶ、お伝い橋という橋を渡る。その中島には「中島の御茶屋」があり、お抹茶とお菓子をいただくことができる。現在の御茶屋は、昭和58年に再建されたものとのこと。「潮入りの池」を渡りきった南側から「中島の御茶屋」をのぞみ、その向こう側の高層ビル群を眺めると、東京という場所の不思議な魅力が伝わってくる。(下写真)
← 「浜離宮恩賜公園」内「中島の御茶屋」
浜離宮恩賜公園の南側、運河の向こうにあるのは、劇団四季の四季劇場「春」と「秋」、そして、劇団四季自由劇場の三つの劇場である。さきほどの電通四季劇場「海」を含めれば、浜離宮恩賜公園の周辺には劇団四季の劇場が四つもあることになる。
浜離宮恩賜公園のもう一つの出入口、公園の西側の真ん中あたりにある中の御門橋から外に出た。しかし、この門を出ても目の前には首都高速都心環状線と平行する道路が立ちはだかり、結局は元の大手門の方に歩いてゆくしかない。
首都高速都心環状線の脇の海岸通りを歩いて、銀座の中央通りまで行くと歩行者天国になっていた(下写真)。
人の流れはあまり多くない。一カ所、行列が出来ていたので不思議に思い、確認してみると、それは「アバクロンビー&フィッチ」という話題のカジュアル系ファッションショップであった。店内には大音量の音楽が流れ、香水が香り、上半身裸のイケメンのストアモデルが接客をするという。しかし、私達にはまったく関係が無いので、店の前の道を急いで通り過ぎた。
← 銀座中央通り・歩行者天国
三原橋地下街
歩行者天国の中を歩き、途中何度か道を曲がって、東京メトロ東銀座駅に着く。近くのある店で食事を済ませた後、東銀座駅からsakuraは地下鉄に乗り仕事場へ。私は、すぐそばにある晴海通りの地下を横断する三原橋地下街に入っていった。
三原橋地下街は昭和27年に完成した日本で2番目に古い地下街であるとのこと。元々は三十間堀川という川であり、昭和23年から埋め立てが始まり、完了した昭和27年に地下街ができたという。まずは、南側の出入口の急な階段を降りた。地下街といっても長さ30メートルほどの短い地下街である。(写真)
← 「三原橋地下街」南側出入口
三原橋地下街には3つの映画館が入っている。南側の入口から入って、左手にはシネパトス3(座席数72席)があり、その隣がシネパトス2(座席数130席)である。右手には、飲食店が並んでいる。この飲食店の裏側にはシネパトス1(座席数177席)がある。(写真)
← 「三原橋地下街」内部
入口の看板を見る、この地下街には煙草店と理髪店の他に6軒の飲食店がある。季節料理「三原」、おでん小料理「一柳」、立ち喰いうどん「相模屋」、松阪牛メンチコロッケ「牛かつ」、かごっま料理「おごじょ」、カレーコーナー「三原」の六軒である。
←「三原橋地下街」看板
祝日の為、休みのお店が多い中、かごっま料理「おごじょ」というお店が開店していた。表にメニューがあり、全品400円と書いてある。深緑の暖簾に「かごっま料理 おごじょ」と白抜きの文字が美しい。「かごっま」とは言うまでもなく「鹿児島」のことである。店の外にバーベキュー用のような簡易なテーブルが置いてある。なにしろ地下街であるから混み合う時は外の席でも雨を心配する必要はない。
暖簾をくぐり、店の中に入る。手前から右手に折れるL字カウンターは8席ほど。カウンターの中にはマスターとママさん。カウンター席には、いかにも常連風の男性が椅子の背にもたれて煙草を吸っておられる。他にお客さんはいない。
まずは、目の前高い位置にあるお酒のメニューの一番右の酔心樽酒(500円)を頼んだ。つまみは、牛すじ煮込豆腐(400円)である。
しばらくすると、二軒目らしく、ちょっとお酒の入った上司とその部下2名という感じの背広を着た三名のお客さんが入ってこられた。すぐに、上司らしき方がトイレに立った。しかし、しばらくして戻って来られ、「トイレの鍵を貸してください」とおっしゃる。三原橋地下街のトイレは鍵を各お店で借りて使用するようになっているようだ。
私から離れたL字カウンターの右側に上司の方、部下その1、その2という風に座られる。上司の方が一人で場を盛り上げようと話される。部下の方々は静かである。
「鹿児島料理はこのメニューの中で何ですか?」と、上司の方からママさんに聞いている。
「うちは看板に偽りありですから」とママさんが微笑む。
上司の方が次から次に注文をされる。
「ぼらっていうのは、とどのことですよね、とどのつまりって・・・」と、博学ぶりを表されるが静かなマスターとママさんはこれといってあまり反応されない。
私も記憶が曖昧であったので何も申し上げなかった。そこで、後からちょっと調べてみた。
「ボラ」は出世魚であり、名前が「オボコ」「イナッコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」「トド」の順に変わるそうである。これ以上、大きくならないところから「結局は」という意味で、「トドのつまり」という言葉が出来た。「かっこいい」ことを「いなせ」という。この「いなせ」の語源が「イナ」であるという。
上司の方が気にされている様子なので、芋焼酎黒七夕(400円)と共に、ぼらこぶじめ(400円)をお願いした。
まったりとした脂ののった感じであった。興味を示された様子なので、ぼらこぶじめを上司の方にお見せする。吉田類さんならば、ぼらこぶじめをお分けして、上司の方が頼まれた大量のおつまみを「強制お裾分け」していただくのであるが、私ではそうもゆかないのである。
皆さんに御挨拶をして外に出る。5時30分から6時15分まで45分ほどの滞在。お勘定は1,700円であった。
こちらのお店では、お得なチケットも存在する。チケット11枚で4000円、6枚で2200円である。銀座のど真ん中、歌舞伎座の近くの晴海通りの地下でこんなに安く飲むことが出来るというのは素晴らしいことである。三原橋地下街の北側の出入口から外に出る。(下写真)
←「三原橋地下街」北側出入口
三原橋から有楽町まで歩いた。ネオンの輝きを眺め、人の流れを見る。久しぶりの銀座は思ったよりもずっと静かだった。(写真)

なお、本来は「おごじょ」さんは祝日も休みだが年末で特別に営業していたそうである。

東銀座 三原橋地下街 かごっま料理「おごじょ」
住所 東京都中央区銀座4-8-7 三原橋地下街内
電話 03-3561-0343
定休 日・祝休
営業時間 17:00~23:00
交通 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線東銀座駅下車 A1出口より徒歩2分
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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東銀座 三原橋地下街 かごっま料理「おごじょ」 第2回



浜離宮恩賜公園から銀座通りへ
天皇誕生日の午後、浜離宮恩賜公園に行った。sakuraと二人である。新橋駅から歩いて、日本テレビタワーや資生堂ビルの前を歩き、電通ビルで地下に降りた。地下2階から地上3階までと地上46階と47階は「カレッタ汐留」という商業施設になっている。46・47階には無料展望台があり、低層部北側は電通四季劇場「海」が入っている。この地下2階と3階のカレッタモールは変則的な形の回廊状になっている。歩いているうちに180度回転して元にもどることになる。歩いていても案内図のようなものが途中に無い、しかも地下2階と3階であり外が見えない。浜離宮側に出るつもりがいつのまにか元にも戻ってしまっていた。
「これは災害時は、うまく逃げることが出来ないだろうな。防災的には最悪の設計かもしれない。」と私が言うと、 「自分がどこにいるか解らなくなる」と言って、sakuraも同意した。
地上に出て、首都高速都心環状線の下をくぐると、浜離宮恩賜公園側に渡る大手門橋が見えてきた。橋を渡り、園内に入った。場所がら外国人の観光客も多い。「花木園」を通り、「潮入りの池」に出て、そこにあった売店で「おでん」を買って食べた。(下写真)

「潮入の池」の岸と中島を結ぶ、お伝い橋という橋を渡る。その中島には「中島の御茶屋」があり、お抹茶とお菓子をいただくことができる。現在の御茶屋は、昭和58年に再建されたものとのこと。「潮入りの池」を渡りきった南側から「中島の御茶屋」をのぞみ、その向こう側の高層ビル群を眺めると、東京という場所の不思議な魅力が伝わってくる。(下写真)

浜離宮恩賜公園の南側、運河の向こうにあるのは、劇団四季の四季劇場「春」と「秋」、そして、劇団四季自由劇場の三つの劇場である。さきほどの電通四季劇場「海」を含めれば、浜離宮恩賜公園の周辺には劇団四季の劇場が四つもあることになる。
浜離宮恩賜公園のもう一つの出入口、公園の西側の真ん中あたりにある中の御門橋から外に出た。しかし、この門を出ても目の前には首都高速都心環状線と平行する道路が立ちはだかり、結局は元の大手門の方に歩いてゆくしかない。
首都高速都心環状線の脇の海岸通りを歩いて、銀座の中央通りまで行くと歩行者天国になっていた(下写真)。
人の流れはあまり多くない。一カ所、行列が出来ていたので不思議に思い、確認してみると、それは「アバクロンビー&フィッチ」という話題のカジュアル系ファッションショップであった。店内には大音量の音楽が流れ、香水が香り、上半身裸のイケメンのストアモデルが接客をするという。しかし、私達にはまったく関係が無いので、店の前の道を急いで通り過ぎた。

三原橋地下街
歩行者天国の中を歩き、途中何度か道を曲がって、東京メトロ東銀座駅に着く。近くのある店で食事を済ませた後、東銀座駅からsakuraは地下鉄に乗り仕事場へ。私は、すぐそばにある晴海通りの地下を横断する三原橋地下街に入っていった。
三原橋地下街は昭和27年に完成した日本で2番目に古い地下街であるとのこと。元々は三十間堀川という川であり、昭和23年から埋め立てが始まり、完了した昭和27年に地下街ができたという。まずは、南側の出入口の急な階段を降りた。地下街といっても長さ30メートルほどの短い地下街である。(写真)

三原橋地下街には3つの映画館が入っている。南側の入口から入って、左手にはシネパトス3(座席数72席)があり、その隣がシネパトス2(座席数130席)である。右手には、飲食店が並んでいる。この飲食店の裏側にはシネパトス1(座席数177席)がある。(写真)

入口の看板を見る、この地下街には煙草店と理髪店の他に6軒の飲食店がある。季節料理「三原」、おでん小料理「一柳」、立ち喰いうどん「相模屋」、松阪牛メンチコロッケ「牛かつ」、かごっま料理「おごじょ」、カレーコーナー「三原」の六軒である。

祝日の為、休みのお店が多い中、かごっま料理「おごじょ」というお店が開店していた。表にメニューがあり、全品400円と書いてある。深緑の暖簾に「かごっま料理 おごじょ」と白抜きの文字が美しい。「かごっま」とは言うまでもなく「鹿児島」のことである。店の外にバーベキュー用のような簡易なテーブルが置いてある。なにしろ地下街であるから混み合う時は外の席でも雨を心配する必要はない。
暖簾をくぐり、店の中に入る。手前から右手に折れるL字カウンターは8席ほど。カウンターの中にはマスターとママさん。カウンター席には、いかにも常連風の男性が椅子の背にもたれて煙草を吸っておられる。他にお客さんはいない。
まずは、目の前高い位置にあるお酒のメニューの一番右の酔心樽酒(500円)を頼んだ。つまみは、牛すじ煮込豆腐(400円)である。
しばらくすると、二軒目らしく、ちょっとお酒の入った上司とその部下2名という感じの背広を着た三名のお客さんが入ってこられた。すぐに、上司らしき方がトイレに立った。しかし、しばらくして戻って来られ、「トイレの鍵を貸してください」とおっしゃる。三原橋地下街のトイレは鍵を各お店で借りて使用するようになっているようだ。
私から離れたL字カウンターの右側に上司の方、部下その1、その2という風に座られる。上司の方が一人で場を盛り上げようと話される。部下の方々は静かである。
「鹿児島料理はこのメニューの中で何ですか?」と、上司の方からママさんに聞いている。
「うちは看板に偽りありですから」とママさんが微笑む。
上司の方が次から次に注文をされる。
「ぼらっていうのは、とどのことですよね、とどのつまりって・・・」と、博学ぶりを表されるが静かなマスターとママさんはこれといってあまり反応されない。
私も記憶が曖昧であったので何も申し上げなかった。そこで、後からちょっと調べてみた。
「ボラ」は出世魚であり、名前が「オボコ」「イナッコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」「トド」の順に変わるそうである。これ以上、大きくならないところから「結局は」という意味で、「トドのつまり」という言葉が出来た。「かっこいい」ことを「いなせ」という。この「いなせ」の語源が「イナ」であるという。
上司の方が気にされている様子なので、芋焼酎黒七夕(400円)と共に、ぼらこぶじめ(400円)をお願いした。
まったりとした脂ののった感じであった。興味を示された様子なので、ぼらこぶじめを上司の方にお見せする。吉田類さんならば、ぼらこぶじめをお分けして、上司の方が頼まれた大量のおつまみを「強制お裾分け」していただくのであるが、私ではそうもゆかないのである。
皆さんに御挨拶をして外に出る。5時30分から6時15分まで45分ほどの滞在。お勘定は1,700円であった。
こちらのお店では、お得なチケットも存在する。チケット11枚で4000円、6枚で2200円である。銀座のど真ん中、歌舞伎座の近くの晴海通りの地下でこんなに安く飲むことが出来るというのは素晴らしいことである。三原橋地下街の北側の出入口から外に出る。(下写真)

三原橋から有楽町まで歩いた。ネオンの輝きを眺め、人の流れを見る。久しぶりの銀座は思ったよりもずっと静かだった。(写真)

なお、本来は「おごじょ」さんは祝日も休みだが年末で特別に営業していたそうである。

東銀座 三原橋地下街 かごっま料理「おごじょ」
住所 東京都中央区銀座4-8-7 三原橋地下街内
電話 03-3561-0343
定休 日・祝休
営業時間 17:00~23:00
交通 東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線東銀座駅下車 A1出口より徒歩2分
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