川崎 立ち飲み「天下」 新店舗
※2010年3月13日 450,000カウント通過 感謝!
復活再開店シリーズ 第2弾
川崎 立ち飲み「天下」 新店舗



川崎駅西口のラゾーナ川崎での買い物を済ませた後、足は自然に東口側に向いていた。午後3時過ぎである。こんなに早い時間に飲める店を探すのは難しい。こんな時、とても助かるお店があった。それが、2008年8月13日(水)の第126回で紹介した立飲み「天下」である。
その後、再開発により閉店。京急川崎駅の東側に少し歩いたあたりで再開店したという噂を聞いたのである。
まず、京急川崎駅の改札を出たら左方向に歩く。三つ目の十字路まで来て左へ曲がる。すぐにT字路があり、十字路に出るのでそれを渡る。さらに歩くと、次の十字路の右手前に大きめの赤提灯が見えた。小さなマンションの一階の店である。店の入口の上の看板に立ち飲み天下と書いてあり、紺色の暖簾にも白文字で立ち飲み天下とある。
暖簾の真ん中の一枚が持ち上げてあったので、そこを通り抜け、開け放たれたサッシの戸から入っていった。左手に15名くらいが立てるL字カウンター、その中は調理場である。右手側には12名ほどが立てる直線の壁カウンターがある。なんとなく旧店舗をそのまま広くした雰囲気になっている。復活再開店した店の多くが以前の店の雰囲気をちゃんと残すような作りにしてあるのはとてもよく解る。客はそのお店の雰囲気が好きで来ているのである。客の気持ちになれば当然そういうことになる。
先客は、L字カウンターの一番奥の先輩世代カップルのみ。奥右手の大画面テレビが見やすい位置である。私は右手の壁カウンターに場所を確保する。カウンター下に荷物を入れるスペースがあるのが便利である。
まずは、チューハイ(300円)にする。卯の花(240円)も頼んだ。ここはお金と品物を交換するキャッシュオンの店なので、すぐに540円を渡した。
微笑みながら「ありがとうございます」とカウンターの中のマスターが丁寧に言ってくれる。ジョッキで出てきたチューハイは少々甘め、私としては苦手なタイプである。
次にけんちん汁を選んだ。300円という値段は安い。厚揚げ、大根、里芋、人参、豆腐が入っている。量もあってなかなかに美味しい一品である。しかし、もう少し遅い時間に来て、もっとよく煮えたものを食べたいと思う。
メニューを見た。スーパードライ、ビール大瓶が430円というのは安い。中生ビールも380円である。
2杯目は甘い酒はやめにしてウイスキィ竹鶴のハイボール(300円)を飲んだ。
マスターと少しお話をする。
「こちらにはいつからですか?」
「去年の7月に移転してきたんです」
「もう、だいぶたちますねえ」
「はい・・・今日はたまたま通られたんですか?」
「探してきました。前のお店にも何度か行きましたので・・・」
「あっ、それはすいません、失礼しましたあ」
「いいえ、いつもおとなしくしてましたから・・・」
相変わらず愛想の良いマスターである。
探偵は面が割れないようにしてきたのである。今日もそうであるが壁際のカウンターが好きだった。
青年が一人入ってくる。いきなり瓶ビールを頼み、お金を置く。わかっておられる。
さらに、入って来てすぐに「ひや」とおっしゃる先輩は一万円札を出す。何か良いことがあったのだろうか。
午後2時45分から3時15分まで、30分ほどの滞在。支払った金額は計1,140円であった。
「ありがとうございました、またお願いします」と言うマスターの笑顔におくられ外に出る。
春の雰囲気の土曜の午後である。まだまだ歩きたいと思う。さて、どこの街へ行こうかと考える。行き先は決まっていない。軽い足取りで京急川崎駅へと向かった。
(つづく)

川崎 立ち飲み「天下」 新店舗
住所 神奈川県川崎市川崎区宮本町2-4
電話 ?
定休日 日曜・祝日
営業時間 平日14:00~22:00 土曜14:00~21:00
交通 京浜急行京急川崎駅徒歩5分・JR川崎駅徒歩8分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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Re: これぞ醍醐味、でした