蒲田 立飲み「たわら屋」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第337回 2010年5月13日(木) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
2013年1月再開発の為閉店、蒲田駅東口に移転、再開店。
※2010年5月18日 490,000カウント通過 感謝!
蒲田 立飲み「たわら屋」

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川崎での用事を済ませた後、川崎駅東口を巡り歩いてみた。大手居酒屋が建ち並ぶ地域を歩いていると左右に呼び込みの店員の方が割引券を持って立っており、そこを通る人々は次々に声をかけられる。目の前で若い男女が同じく若い店員の巧みな勧誘をうけて、雑居ビルの入口に消えてゆく。やはり世の中は不景気なのであろうか。これほど多くの呼び込み店員の数を一度に見たのは始めてである。
勧誘の方の呼び込みの言葉で大手居酒屋チェーンに入ることはあまりない。しかし、路地裏の小さな酒場の入口が開け放たれ、そこから外を見ている女将さんの笑顔を見て、ついつい入ってしまうことはある。
川崎で店を見つけることのないまま、京急川崎駅から京浜急行の快速に乗った。京浜急行電鉄は5月16日からダイヤ改正をするそうである。京浜急行電鉄のホームページには「品川駅~羽田空港駅間をノンストップで運転する新「エアポート快特」(標準16分)を設定し、分かりやすいダイヤと都心・成田空港方面へのさらなる利便性の向上を目指します。」と書いてある。つまり、「エアポート快特」は京急蒲田を通過してしまうのである。
私が乗った快速特急品川行の電車は京急蒲田に停車する。京急川崎で降りて、西口の小さな改札口へ向かった。中央改札口はバリアフリーになっているけれど、西口はなっていない。ちょうど大きなベビーカーを降ろそうとしているお母さんらしき女性がいた。何やら危うい様子である。そのお母さんともう一人の女性の方と三人で階段を大きなベビーカーを持って降りた。こういうことも二階と三階にホームがあり、新幹線並の長さのホームとなる新しい京急蒲田駅になれば改善されるかもしれない。しかし、同時に駅前の雰囲気もかなり変わってしまうのであろう。京急線沿線の庶民的な駅前の雰囲気がまた一つ消えるのは寂しい気もする。
京急蒲田駅の西口改札を出て、右方面に線路沿いを50メートルほど歩く。先に流れる呑川の橋の手前の左手のビル、その一階の窓から焼き鳥を焼く匂いが漂ってくる。角地に建っている建物を左に回り込み、路地に少し入る。すると、店の入口が左手にある。立飲み「たわら屋」である。蒲田の立ち飲みの店の中でも「男酒場」として有名な店である。入口を入ると左手にレジがあり、調理場の中が見える。その向こう側にカウンターがある。カウンターはそのまま壁側にも続いていて、内側にお客さんが立つ形のL字カウンターを構成している。カウンターには2人ほどの方が立っておられた。5人も立てばいっぱいになってしまいそうなので遠慮をする。
入って右手に一つ、奥側の壁沿いに三つの立ち飲みテーブルが並んでいて、それぞれ6人から7人が立てるようになっている。店の中央は広くなっていて、ここをお店の方が行ったり来たりされている。右手奥のテーブルの上の高い位置にテレビが置かれていて、野球中継が流されていた。
どのテーブルにも飲んでおられる方がいる。真ん中のテーブル席の一番端に立たせてもらい、お店の方が通るのを待つ。かん高い声の元気な女将さんらしき方が通り過ぎる時、すかさずチューハイ(300円)とおまかせ三本セット(280円)を頼んだ。
チューハイを飲みながら待っていると、おまかせ三本セットがやってきた。とり串正肉、はつ、つくねが今日の内容。どれも好きな部位である。
メニューを眺める。厚揚げ(250円)など定番の食べ物があり、飲物では、黒角蒲田ハイボール(250円)、かちわりワイン(250円)などが目立った。
ホッピー白(300円)を頼む。この値段ではセットではないと推理すると、やはり、ジョッキに出来上がった氷入りのスタイルでホッピーが出てきた。ここではこれが定番なのである。
いなだ刺身(300円)を頼む。やきとりや揚げ物だけではなく、刺身類もそろえているのがうれしい。全体に酒単価が安いのもいい。テーブル席に混ぜてもらうことを躊躇わなければ、一人でも入りやすい店である。
女将さんの素早い動きが素晴らしい。カウンターではなくテーブル席がメインの店では従業員の方の動きで勝負が決まると言える。
やがて入ってこられた現場の仕事をされている職人の方々の会話が面白く共感できた。仕事の後の打ち合わせと報告会のようになっている。こういうコミュニケーションは現場仕事をされている方々にとっては重要に違いない。
壁に貼っている定休日のお知らせによれば、平日午後4時から11時の営業。土曜祭日は4時から10時までの営業である。定休日は日曜で祝祭日は営業している。
7時10分から40分まで30分の滞在。お勘定をお願いすると1,180円であった。
さて、蒲田といえばまだまだ行くべき店は多い。おしゃれで上品なお店が好きな人にとってはそうは見えないであろうけれど、私から見れば蒲田は「宝の山」である。宝探しをするため再び街を彷徨い始めた。
(つづく)

蒲田 立飲み「たわら屋」
住所 東京都大田区蒲田4-11-6
電話 03-3736-1515
定休日 日曜 ※祝祭日は営業
営業時間 平日16:00~23:00 土曜祭日16:00~22:00
交通 京浜急行京急蒲田駅下車西口改札より徒歩30秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第337回 2010年5月13日(木) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
2013年1月再開発の為閉店、蒲田駅東口に移転、再開店。
※2010年5月18日 490,000カウント通過 感謝!
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川崎での用事を済ませた後、川崎駅東口を巡り歩いてみた。大手居酒屋が建ち並ぶ地域を歩いていると左右に呼び込みの店員の方が割引券を持って立っており、そこを通る人々は次々に声をかけられる。目の前で若い男女が同じく若い店員の巧みな勧誘をうけて、雑居ビルの入口に消えてゆく。やはり世の中は不景気なのであろうか。これほど多くの呼び込み店員の数を一度に見たのは始めてである。
勧誘の方の呼び込みの言葉で大手居酒屋チェーンに入ることはあまりない。しかし、路地裏の小さな酒場の入口が開け放たれ、そこから外を見ている女将さんの笑顔を見て、ついつい入ってしまうことはある。
川崎で店を見つけることのないまま、京急川崎駅から京浜急行の快速に乗った。京浜急行電鉄は5月16日からダイヤ改正をするそうである。京浜急行電鉄のホームページには「品川駅~羽田空港駅間をノンストップで運転する新「エアポート快特」(標準16分)を設定し、分かりやすいダイヤと都心・成田空港方面へのさらなる利便性の向上を目指します。」と書いてある。つまり、「エアポート快特」は京急蒲田を通過してしまうのである。
私が乗った快速特急品川行の電車は京急蒲田に停車する。京急川崎で降りて、西口の小さな改札口へ向かった。中央改札口はバリアフリーになっているけれど、西口はなっていない。ちょうど大きなベビーカーを降ろそうとしているお母さんらしき女性がいた。何やら危うい様子である。そのお母さんともう一人の女性の方と三人で階段を大きなベビーカーを持って降りた。こういうことも二階と三階にホームがあり、新幹線並の長さのホームとなる新しい京急蒲田駅になれば改善されるかもしれない。しかし、同時に駅前の雰囲気もかなり変わってしまうのであろう。京急線沿線の庶民的な駅前の雰囲気がまた一つ消えるのは寂しい気もする。
京急蒲田駅の西口改札を出て、右方面に線路沿いを50メートルほど歩く。先に流れる呑川の橋の手前の左手のビル、その一階の窓から焼き鳥を焼く匂いが漂ってくる。角地に建っている建物を左に回り込み、路地に少し入る。すると、店の入口が左手にある。立飲み「たわら屋」である。蒲田の立ち飲みの店の中でも「男酒場」として有名な店である。入口を入ると左手にレジがあり、調理場の中が見える。その向こう側にカウンターがある。カウンターはそのまま壁側にも続いていて、内側にお客さんが立つ形のL字カウンターを構成している。カウンターには2人ほどの方が立っておられた。5人も立てばいっぱいになってしまいそうなので遠慮をする。
入って右手に一つ、奥側の壁沿いに三つの立ち飲みテーブルが並んでいて、それぞれ6人から7人が立てるようになっている。店の中央は広くなっていて、ここをお店の方が行ったり来たりされている。右手奥のテーブルの上の高い位置にテレビが置かれていて、野球中継が流されていた。
どのテーブルにも飲んでおられる方がいる。真ん中のテーブル席の一番端に立たせてもらい、お店の方が通るのを待つ。かん高い声の元気な女将さんらしき方が通り過ぎる時、すかさずチューハイ(300円)とおまかせ三本セット(280円)を頼んだ。
チューハイを飲みながら待っていると、おまかせ三本セットがやってきた。とり串正肉、はつ、つくねが今日の内容。どれも好きな部位である。
メニューを眺める。厚揚げ(250円)など定番の食べ物があり、飲物では、黒角蒲田ハイボール(250円)、かちわりワイン(250円)などが目立った。
ホッピー白(300円)を頼む。この値段ではセットではないと推理すると、やはり、ジョッキに出来上がった氷入りのスタイルでホッピーが出てきた。ここではこれが定番なのである。
いなだ刺身(300円)を頼む。やきとりや揚げ物だけではなく、刺身類もそろえているのがうれしい。全体に酒単価が安いのもいい。テーブル席に混ぜてもらうことを躊躇わなければ、一人でも入りやすい店である。
女将さんの素早い動きが素晴らしい。カウンターではなくテーブル席がメインの店では従業員の方の動きで勝負が決まると言える。
やがて入ってこられた現場の仕事をされている職人の方々の会話が面白く共感できた。仕事の後の打ち合わせと報告会のようになっている。こういうコミュニケーションは現場仕事をされている方々にとっては重要に違いない。
壁に貼っている定休日のお知らせによれば、平日午後4時から11時の営業。土曜祭日は4時から10時までの営業である。定休日は日曜で祝祭日は営業している。
7時10分から40分まで30分の滞在。お勘定をお願いすると1,180円であった。
さて、蒲田といえばまだまだ行くべき店は多い。おしゃれで上品なお店が好きな人にとってはそうは見えないであろうけれど、私から見れば蒲田は「宝の山」である。宝探しをするため再び街を彷徨い始めた。
(つづく)

蒲田 立飲み「たわら屋」
住所 東京都大田区蒲田4-11-6
電話 03-3736-1515
定休日 日曜 ※祝祭日は営業
営業時間 平日16:00~23:00 土曜祭日16:00~22:00
交通 京浜急行京急蒲田駅下車西口改札より徒歩30秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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