秋津 立ち飲み「もつや本店」
居酒屋探偵DAITENの生活 第410回 2011年4月2日(土) 【地域別】 【時間順】
西のホッピー通り探索 その1
秋津 立ち飲み「もつや本店」

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父の墓参りに行った。
友人のGAIと二人である。墓の外枠の修復をする為の下見も兼ねて、墓参りに同行してくれたのである。
40年前、今の私よりも遙かに若い年齢で父は逝った。癌である。
4月に入り、東日本大震災で亡くなった方の人数は、ついに1万2000名を越え、行方不明者も1万5000名を越えた。亡くなった方々への追悼の気持ちもあり、ざわつく心を納める為もあって、父の墓参りに来たのである。
温かい空気の中、雑木林と畑の中の霊園にたどりつく。
高圧線が遙か遠くからやってきて、また遙か遠く視界の外へと消えてゆく。
高圧線の鉄塔がこんなにも気になるのも始めてだ。
「現場」では戦いが続いている。人の命とひき換えに維持されている電力。それを考える。
墓石に向かって、親友と二人、手を合わせる。
※ ※ ※
墓参りの後、西武池袋線の秋津へ向かった。
20年以上前、近くの街に住んでいたことがあり、武蔵野線を使った帰りなど、この街で何度も飲んだことがあった。去年買った「TOKYO大衆酒場」という雑誌の中で、西武池袋線の秋津駅からJR武蔵野線の新秋津駅までの間の200メートルほどの道を「西のホッピー通り」として4ページに渡って紹介していた。
紹介している店は「もつ家本店」「やきとり野島」「春駒」「大漁船」「サラリーマン」などである。
秋津駅の南口の改札を出たのは午後1時20分。目の前に「マクドナルド」がある。同じ建物の右端にそのお店はあった。「もつ家本店」である。
前述の店の中で、開いているのは、午後12時開店の「もつ家本店」だけである。派手な色合いの看板には、「ジャンボやきとり、もつ煮、もつやチェーン」と書いてある。そして、立ち飲み形式のお店だ。
縄暖簾をくぐり中に入る。手前から奥にかけて12人ほどが入ればいっぱいであろうか。カウンターと背後の壁との間が狭く。後から奥に行くには、先に入っている方に少しどいてもらわなければならないようだ。入口に男性、奥の方に女性が1人立っていた。カウンターの中央辺りに立つ。
カウンターの中の女将さんらしき女性の手が空くまで待つ。
GAIも私もやはり、ホッピーからである。ホッピーセット(400円)を二つもらった。
もちろん、こちらの店の看板メニューである煮込み(350円)を1つ頼んだ。
二人なのに1つしか頼まないのには理由がある。量が多いのだ。モツと野菜と豆腐がどんぶり1杯出てくる。
白い御飯が欲しくなる。ポテトサラダ(150円)も頼んだ。これは事前に調べたネット情報の通り業務用のもの。
私の2杯目はレモンハイ(300円)、氷と焼酎の入ったグラスに、サワーが1瓶ついてくる。
さらに、しめさば(200円)を追加した。値段の割りに量も多くお得である。
後から来たお客さんが奥の方に向かう。しかし、前屈みになる必要がない。実は店の脇がとても狭い路地のようになっていて、店に入ってから途中の引き戸から外に出て、また奥の引き戸から店内に入るようになっているのである。女将さんがお客さんにそのことを伝える。しかし、馴れたもので皆さん自分からそのようにしている。
「とうふねえ・・・」と、そのお客さんがおっしゃる。女将さんが煮込みの鍋の中の豆腐だけをすくい上げる。こういう食べ方もあるのである。
壁を見ると、たくさんの格言などが貼ってあった。その中に注意事項も貼ってある。
「前金制、一時間三杯、携帯TEL店内・×、迷惑大声・禁、泥酔の方・禁」
トラブル防止である。
GAIが焼酎中(150円)を頼む。私は余ったGAIのホッピー(外)を自分のグラスにもらった。 私はあまり酒が強くないので焼酎(中)は頼まない。
午後1時15分から2時まで45分ほどの滞在。支払った金額は二人で1,950円であった。こちらのお店は全体につまみの単価が安い。城南地区にも是非出来て欲しい一軒である。
※ ※ ※
秋津駅から新秋津駅までの商店街をゆっくりと歩いて散策をした。
右手の道を入ったところに「春駒」をみつける。途中、パチンコ店の前で道は二つに分かれている。左の道を行くと「大漁船」があった。さらに、新秋津駅前の路地で「サラリーマン」を見つけた。
少し周辺を散策して、今日の二軒目の店に向かう。午後3時の開店時間の35分前だというのに、すでにお客さんが入り始めていた。
このお店で、私達は「自粛」からは遠い、民衆の「エネルギー」を感じるのであった。
「追悼」の後には、「再生」が必要である。
(つづく)
※ ※ ※
追記 こちらのお店については、バッカス氏も書いていらっしゃるので、そちらの記事もご覧いただきたい。
※ ※ ※
身近な節電方法 その1
ちょっとしたことですが、今まで何か他の仕事をしながら大画面テレビを見てしまっていました。
震災が来る前からそうでした。今、携帯電話のワンセグ機能でニュースを見ながら、何か特別に大画面テレビが必要な時にだけ、大画面テレビをつけるようにしています。この方法だと、パソコンのUSB電源だけですからかなり省エネになると思います。ふだん、思いの外使っていない携帯電話のワンセグ機能で節電ができます。
いかがでしょうか?
秋津 立ち呑み「もつや本店」
住所 東京都東村山市秋津町5-8-1
電話 ?
定休日 無休
営業時間 12:00~23:00
交通 西武池袋線秋津駅南口下車徒歩5秒。JR武蔵野線新秋津駅下車徒歩4分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
西のホッピー通り探索 その1
秋津 立ち飲み「もつや本店」




父の墓参りに行った。
友人のGAIと二人である。墓の外枠の修復をする為の下見も兼ねて、墓参りに同行してくれたのである。
40年前、今の私よりも遙かに若い年齢で父は逝った。癌である。
4月に入り、東日本大震災で亡くなった方の人数は、ついに1万2000名を越え、行方不明者も1万5000名を越えた。亡くなった方々への追悼の気持ちもあり、ざわつく心を納める為もあって、父の墓参りに来たのである。
温かい空気の中、雑木林と畑の中の霊園にたどりつく。
高圧線が遙か遠くからやってきて、また遙か遠く視界の外へと消えてゆく。
高圧線の鉄塔がこんなにも気になるのも始めてだ。
「現場」では戦いが続いている。人の命とひき換えに維持されている電力。それを考える。
墓石に向かって、親友と二人、手を合わせる。
※ ※ ※
墓参りの後、西武池袋線の秋津へ向かった。
20年以上前、近くの街に住んでいたことがあり、武蔵野線を使った帰りなど、この街で何度も飲んだことがあった。去年買った「TOKYO大衆酒場」という雑誌の中で、西武池袋線の秋津駅からJR武蔵野線の新秋津駅までの間の200メートルほどの道を「西のホッピー通り」として4ページに渡って紹介していた。
紹介している店は「もつ家本店」「やきとり野島」「春駒」「大漁船」「サラリーマン」などである。
秋津駅の南口の改札を出たのは午後1時20分。目の前に「マクドナルド」がある。同じ建物の右端にそのお店はあった。「もつ家本店」である。
前述の店の中で、開いているのは、午後12時開店の「もつ家本店」だけである。派手な色合いの看板には、「ジャンボやきとり、もつ煮、もつやチェーン」と書いてある。そして、立ち飲み形式のお店だ。
縄暖簾をくぐり中に入る。手前から奥にかけて12人ほどが入ればいっぱいであろうか。カウンターと背後の壁との間が狭く。後から奥に行くには、先に入っている方に少しどいてもらわなければならないようだ。入口に男性、奥の方に女性が1人立っていた。カウンターの中央辺りに立つ。
カウンターの中の女将さんらしき女性の手が空くまで待つ。
GAIも私もやはり、ホッピーからである。ホッピーセット(400円)を二つもらった。
もちろん、こちらの店の看板メニューである煮込み(350円)を1つ頼んだ。
二人なのに1つしか頼まないのには理由がある。量が多いのだ。モツと野菜と豆腐がどんぶり1杯出てくる。
白い御飯が欲しくなる。ポテトサラダ(150円)も頼んだ。これは事前に調べたネット情報の通り業務用のもの。
私の2杯目はレモンハイ(300円)、氷と焼酎の入ったグラスに、サワーが1瓶ついてくる。
さらに、しめさば(200円)を追加した。値段の割りに量も多くお得である。
後から来たお客さんが奥の方に向かう。しかし、前屈みになる必要がない。実は店の脇がとても狭い路地のようになっていて、店に入ってから途中の引き戸から外に出て、また奥の引き戸から店内に入るようになっているのである。女将さんがお客さんにそのことを伝える。しかし、馴れたもので皆さん自分からそのようにしている。
「とうふねえ・・・」と、そのお客さんがおっしゃる。女将さんが煮込みの鍋の中の豆腐だけをすくい上げる。こういう食べ方もあるのである。
壁を見ると、たくさんの格言などが貼ってあった。その中に注意事項も貼ってある。
「前金制、一時間三杯、携帯TEL店内・×、迷惑大声・禁、泥酔の方・禁」
トラブル防止である。
GAIが焼酎中(150円)を頼む。私は余ったGAIのホッピー(外)を自分のグラスにもらった。 私はあまり酒が強くないので焼酎(中)は頼まない。
午後1時15分から2時まで45分ほどの滞在。支払った金額は二人で1,950円であった。こちらのお店は全体につまみの単価が安い。城南地区にも是非出来て欲しい一軒である。
※ ※ ※
秋津駅から新秋津駅までの商店街をゆっくりと歩いて散策をした。
右手の道を入ったところに「春駒」をみつける。途中、パチンコ店の前で道は二つに分かれている。左の道を行くと「大漁船」があった。さらに、新秋津駅前の路地で「サラリーマン」を見つけた。
少し周辺を散策して、今日の二軒目の店に向かう。午後3時の開店時間の35分前だというのに、すでにお客さんが入り始めていた。
このお店で、私達は「自粛」からは遠い、民衆の「エネルギー」を感じるのであった。
「追悼」の後には、「再生」が必要である。
(つづく)
※ ※ ※
追記 こちらのお店については、バッカス氏も書いていらっしゃるので、そちらの記事もご覧いただきたい。
※ ※ ※
身近な節電方法 その1
ちょっとしたことですが、今まで何か他の仕事をしながら大画面テレビを見てしまっていました。
震災が来る前からそうでした。今、携帯電話のワンセグ機能でニュースを見ながら、何か特別に大画面テレビが必要な時にだけ、大画面テレビをつけるようにしています。この方法だと、パソコンのUSB電源だけですからかなり省エネになると思います。ふだん、思いの外使っていない携帯電話のワンセグ機能で節電ができます。
いかがでしょうか?
秋津 立ち呑み「もつや本店」
住所 東京都東村山市秋津町5-8-1
電話 ?
定休日 無休
営業時間 12:00~23:00
交通 西武池袋線秋津駅南口下車徒歩5秒。JR武蔵野線新秋津駅下車徒歩4分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
Re: No title