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大井町 立ち飲み「肉のまえかわ」

居酒屋探偵DAITENの生活 第422回 2011年5月7日(土) 【地域別】  【時間順】




 ※2011年5月10日 730,000カウント通過。感謝!

 大井町 立ち飲み「肉のまえかわ」


  大井町肉のまえかわ外観

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 城南地区の酒場を巡っている居酒屋探偵DAITENがこちらのお店を一度も紹介していないのは不思議だと言われた。それほど、大井町にあるこのお店は有名である。店名は「肉のまえかわ」。その名の通り、業態は「精肉店」である。さまざまなマスコミでも取り上げられ、ネット上でも多く紹介されている。

 土曜日の午後、SAKURAと大井町駅で待ち合わせた。
 JR京浜東北線の大井町駅は、ホーム中央付近に中央口(アトレ口)、品川駅寄りに東口と西口が存在する。東口と西口はすぐそばにあって、西口は東急大井町線との乗り換え用でもある。その東口の左手に「東小路」という狭い路地が北側と南側に2本並んでいる商店街がある。2本の路地のさらに北側にとても短く狭い路地があって、そこに「大山酒場」という古い酒場があり、当ブログでは第19回で紹介している。しかし、残念ながら、2009年3月に閉店してしまった。
 当時、東小路入口付近で一番有名な店が「大山酒場」であり、出口付近で一番有名な店が「肉のまえかわ」であったに違いない。
 東小路の北側の路地を入って、出たところの左角に「肉のまえかわ」はある。手前は第405回で紹介した焼鳥「鳥文」だ。

 角地に店があり、南側の入口から出入りするようになっており、東側の入口は可動式の台で出入りが出来なくなっている。その台の内側と外側が立ちのみテーブルとなっている。店の入口の左右にも台があって、飲み物や食べ物を置くようになっている。
 店に入って左手に焼き台があり、若い女性が焼いている。その並びには肉屋さんによくある冷蔵ショーケースがあり、その中に白衣を着た店主らしき方と女性が立っている。
 店の中央あたりに高いテーブルがあって、その廻りに人生の先輩たちがいる。その間をぬって、一番奥の缶ビールや缶発泡酒が並ぶ冷蔵ケースにたどり着く。自分で開けて中の缶を取り出した。

 SAKURAはキリン一番搾り(290円)、私はプリン体が恐いのでキリン淡麗グリーンラベル(220円)である。これを前述の冷蔵ショーケースのところへ持ってゆき、お金を払うのである。店の外側の道路沿いのテーブルに場所を決めて立つと、二人でリングプルを抜き飲む。うまい。

 焼き台のところへ行き、若い女性に焼いて欲しいものを注文してお金を払う。つくね(100円)、なんこつ(110円)、ねぎま(110円)を各2本。

 外のテーブルに戻り、店内を眺めた。冷蔵ショーケースの中には牛刺し(630円)もあった。

 ウーロン割は210円と安い。肉屋さんの店内で冷蔵ショーケースに向かっているのは、買い物中の主婦たちではなく、コップ酒を片手に持った親父たちである。何やら不思議な感じであった。

 焼き台の前の女性がちょっとおぼつかない日本語で「つくね、なんこつ、ねぎま~」と言っている。急いで焼き台に行き、皿を受け取った。

 お酒を飲むことにした。コップ酒(230円)を買ってテーブルに戻ると、SAKURAが聞いた。

 「なんていう、名前のお酒なの?」
 「鬼の・・・ええと、ねごと、だったかなあ・・・」
 「鬼のねごと? ほんと? 面白いねえ・・・」

 SAKURAは、よほど面白かったのか、冷蔵ショーケースの中の箱酒を見にいった。

 「冷蔵ケースの中で・・・本当に横に寝てたよ・・・」と笑いながら戻ってきた。

 実際に冷蔵ケースの中で横に寝かせてあるのが面白い。後で調べてみると、やはり「鬼のねごと」というパック酒が存在した。

 午後4時15分から45分まで30分ほどの滞在。支払った金額は二人で1,380円であった。

 ゴミ箱に空き缶を捨てて、皿やコップを冷蔵ショーケースの上へ返して店を離れた。

 ふりかえると、そこにあるのは、やはり「精肉店」であった。


   ※   ※   ※

 追記 この後、旧東海道方面に移動。ある居酒屋さんに入った。古くて渋い外観に惹かれたのである。しかし、完全に常連さんのみのお店であり、好き嫌いが別れると思われる内容だったので、今回は記事の掲載を見送ることにした。



  大井町肉のまえかわ看板

大井町 立ち飲み「肉のまえかわ」
住所 東京都品川区東大井5-2-9
電話 03-3471-2377
営業時間 16:30~20:30 
定休日 ?
交通 JR大井町駅西口改札より徒歩1分・東急大井町線大井町駅下車徒歩2分。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
 
大井町

Comments 1

新岳大典

Re: 街の肉屋さん

南武侍様

居酒屋探偵DAITENです。

> メンチカツが美味しいです。本生クリアブルーの“友”です。

そうですよね、メンチカツですね。美味しそうだったです。
次回は食べたいと思います。

本生クリアブルー、飲んだことが無いのですが試してみます。