Life of the izakaya detective DAITEN居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第9回 2012年12月19日(水)
【地域別】 【時間順】 【がっかり集】※
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雪谷大塚 カラオケ酒場「京太」 ~雪谷大塚・乾杯横丁再開発より復活~

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東急池上線の雪谷大塚駅前には
「乾杯横丁」という、いわゆる
「飲屋街(のみやがい)」があった。その
飲屋街は、様々な紆余曲折の末、2012年の春に幕を閉じ、その後、建物は解体されてしまった。跡地にはこれからマンションが建つそうである。
そこは、まさに
「昭和」という時代を象徴するような横丁になっていて、私は個人的に
「小さなゴールデン街」と呼んでいた。本家の
「新宿ゴールデン街」は、西暦2012年暮れの現在でも、古い馴染みの方々にとって懐かしくも心地良い場であり、はじめて訪れる若い人にとっては新鮮な場所として、人々から愛され生き残っている。同じように、味わいある
「乾杯横丁」も何らかの形で残ってくれていたらと・・・私個人としては残念である。
「乾杯横丁」のあった場所に行ってみた。そして、写真(下写真)を撮影してみる。しかし、すでに暗くなっていたので判然としない。
そこはまだ更地のままであった。

そんな
「乾杯横丁」に存在したお店の中で、今でもきちんと雪谷大塚駅近くに残っているお店がある。
その一軒は、
「居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第8回」で紹介した
BAR「OVAL」さんであり、もう一軒は
「乾杯横丁」の隣接地に新しく建物を建てて、2012年12月初旬に再開したお店、
カラオケ酒場「京太」さんである。
かつて、十数軒のスナック、餃子のうまい中華料理店、焼き鳥店などがあり、かなりにぎわった
「乾杯横丁」も一軒、また一軒と閉店してしまい、最後に残ったのは、当時の店名
「やきとり京太」さんだけとなった。当時のことは、
第339回で紹介している。
新店舗は中原街道沿いとなり、雪谷大塚の西口側に出ると街道の向こう側に見える。店の入口はモダンな感じであり、前のお店の印象が頭に残っている人にとっては、かわいい
フクロウのイラストのついた
看板(下写真)がなければ解らないかもしれない。
カラオケ酒場「京太」のドアは洒落ている。左から見ると、木板、曇りガラス、木板、曇りガラス、木板という部分が並び1枚のドアを構成しているのだ。店内の様子は解らないけれど、曇りガラスから暖かい光がもれている。
そのドア(写真)をあけて中に入った。
右手にL字カウンター。右手に店の奥に向かって2席、そこでカウンターが折れて手前から奥に向かって8席。合計10席のお店である。しかし、天井が高いので狭いという感じはまったく受けない。
店の奥に入口方向に1台、右奥から左手に向かって1台、大きな液晶モニターが取り付けてある。天井近くなので、お客さんが増えてもカラオケの歌詞や映像がよく見えるに違いない。
カウンターの中は調理場。手前の方に焼き鳥用の焼台がある。そこに、女性の方が一人、何か炒め物を作っている様子。奥の方に、
Sマスターの笑顔が見えた。先客は男性客の方、お一人。
前のお店に一区切りの後、
Sマスターとお店でお会いするのは10ヶ月ぶりであろうか。途中、2回ほど
BAR「OVAL」さんでお会いしているけれど、いずれにしても久しぶりである。
開店のお祝いの言葉を申し上げるのも早々に、10ヶ月ぶりに私の焼酎ボトルとも再会である。
そして、開店の御挨拶ということで、来年のカレンダーもいただいた。
「お茶ですか?」と
Sマスター。お茶割りでボトルの焼酎を飲むということ。
以前と変わらないやりとりである。
さきほどの料理をされていた女性は、新規開店と共に入店された
M美さん。
やきとり「京太」時代よりもつまみが豊富であると聞いていた。
「
M美さん、とても料理うまいんで、食べてみてください」と
Sマスターがおっしゃる。
M美さんがホワイトボードメニューを持ってきてくださった。

← ホワイトボードメニュー
スナックを越えた居酒屋的メニューが、比較的リーズナブルな価格で並んでいる。
まずは、
煮込み(400円)を頼んでみた。求められるままに、「
煮込み豆腐などもあればよいですね」などと生意気なことを話してしまった。メニューの中に、「煮込み」と「揚げだし豆腐」があったから材料的に良いと思っただけである。
さらに、
焼き鳥も頼んだ。
もも(110円)、
つくね(110円)、
ねぎま(110円)をタレで1本づつ。
Sマスターによれば、こちらの焼き鳥のお肉は、麻布十番の有名
焼き鳥店「あべちゃん」と同じ仕入れ先とのこと。私も
「あべちゃん」には、本店にも支店にも行ったことがある。良い店である。
洒落たスナック風の外観であるのに、初めてのお客さんが数日前に入ってこられ、
おみあげとして
焼き鳥をたくさん買って帰られたそうである。
焼き鳥が美味しいので、
瓶ビール中瓶(550円)をお願いする。
スーパードライ、
サッポロ黒ラベルのうち、サッポロを選択した。
生ビールもある。
中生ビール(500円)と
小生ビール(400円)。
さて、お客さんもさらに入って来られ、にぎやかになった。
カラオケが始まる。
実に音が良いのである。天井が高いので自然な残響もありモニターも見やすい。周囲を囲むように置かれているスピーカーからの音もよく聞こえ、音に包まれた感じで安心して歌えるのである。
そして、テレビ番組で使われている今流行のあの
「カラオケマシン」と同じ表示なのである。
点数が出て、
100点でボトル1本サービスとのこと。
食べ物、酒、そして、歌。
スナックではない
「カラオケ酒場」というスタイルのこちらのお店、これからもお世話になるに違いない。
初めての時は入りにくいかもしれないけれど、夕暮れ時、もし曇りガラスの向こうから暖かい光がもれていたら、その横開きのドアを開いて入ってみたら良いと思う。
私も一曲だけ歌わせてもらった。歌うことそのものが久しぶりだ。もちろん点数は・・・秘密である。
※ ※ ※
追記 現在は
Sマスターと一緒に、二人の女性が曜日によって交代で迎えてくれる。
雪谷大塚 カラオケ酒場「京太」住所 東京都大田区雪谷大塚7-12 中原街道沿い
電話 03-3727-0555
定休日 日曜日
営業時間 18:00~01:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩2分。
公式facebookページホッピー原理主義者とは?ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。
ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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