新丸子 やきとり「遊来友楽(ゆらゆら)」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第508回 2013年3月8日(金) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
新丸子 やきとり「遊来友楽(ゆらゆら)」
~ 遊・来・友・楽 居酒屋の店名によく使われる四文字 ~

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久しぶりに、友人のRAM元帥から一緒に呑もうという連絡が入った。
いつも通り、私の方で店を指定することになる。ここで、Mマスターのおすすめの店が新丸子にあることを思い出した。
東急東横線・目黒線の新丸子駅改札でRAM元帥と会った。改札を出て左手へ。まっすぐ歩いて、一本目の十字路を左へ曲がり、そのまま、東横線と目黒線のガード脇を多摩川方面へ歩く。
右手の二つ目の角に、「ソフトクリーム」が立っていた。
そう・・・ソフトクリームなのである。
事前に調べてあった通りであった。
「ソフトクリーム型の看板」である。
角を右に曲がる。
お店の前にも同じものが立っていた。
← 「ソフトクリーム型の看板」
雪谷大塚の屋台のあるバー「OVAL」のMマスターから新丸子の焼鳥屋さんの話を聞いたのは、半月ほど前のことであろうか。
Mマスターは平日はお店があるので日曜日に営業しているお店を探して、飲み歩きをしているのである。また、新丸子はMマスターが以前働いていたり、自分のお店を出していたことのある街であって、当時の知り合いも多い為、よく通っているそうである。
入口の上の看板は、ポップな書体で「遊来友楽」と大きく書かれ、漢字の下に「ゆらゆら」と平仮名が書いてある。どちらかといえば、大衆酒場的ではなく、若い人の集まるお店のように思えた。
この「遊」と「来」と「友」と「楽」という四文字は、全て居酒屋の店名によく使われる文字である。
間口は比較的広い。斜め格子のガラス戸を開けて中に入る。左手には7人ほどが座れるL字カウンター。右手には、6人ほどが座れるテーブル席が三つある。カウンターの中だけではなく、その奥にさらに調理場が見えた。
事前に予約をしていたので、一番奥の6人ほどが座れる落ち着く場所に通してもらえた。
まずはビール。
「生ビール二つ」言おうとすると、店長さんらしき方がおっしゃった。
「うちは、生ビール類がいろいろとありまして・・・サッポロ黒ラベル樽生、無濾過のしろほのか、麦とホップ樽生もあります」とのこと。
そこで、RAM元帥はサッポロ黒ラベル樽生(550円)、私は超プレミアムな無濾過ビール白穂乃香(しろほのか)樽生(580円)を選ぶ。
生ビール二種類を待つ間、二人でメニューを見る。
「本日のおすすめ」の中からボイルほたるいか(300円)とオニオンスライス(200円)の2品。
「定番メニュー」からはポテトサラダ(280円)とまぐろぶつ(350円)の2品。
生ビール2種がやってくる。乾杯である。白穂乃香(しろほのか)樽生は、無濾過らしく、少し濁りがあって、香りが良かった。うまい。尿酸値が少し高めの私としては、ちょうど良い量である。
ボイルほたるいかは私の好物である。健康を気にしているRAM元帥はオニオンスライスを喜んでいた。
ポテトサラダもまぐろぶつも価格に対して量もちゃんとあり、リーズナブル。
ホタルいかは富山、オニオンスライスは北海道というように、素材の生産地の都道府県名が書いてある。
産地が重要視される、まさに今時である。
やきとん【神奈川】というカテゴリーからかしら串(120円)2本としろ串(120円)1本を選び、やきとりというカテゴリーからわかどり串(120円)2本、砂肝串(120円)1本を頼んだ。わかどり串には【宮崎】であり、砂肝串は【岩手】と書いてあった。
※ ※ ※
最近、炭酸類を控えようと思っているのでサワー類はやめ、日本酒にすることにした。
お店のマスターに相談すると、我々の座った席の並びにある冷蔵ケースの中のお酒を見せながら説明してくれた。1本1本に1杯あたりのラベルがちゃんと貼ってある。
1杯目は、「五凛・純米生酒・石川門」(500円)を選んだ。
石川県白山市の「車多酒造」の石川県産の酒造好適米「石川門」を使った純米酒である。因みに「車多酒造」は「天狗舞」の製造元である。
RAM元帥に、自分が何杯飲んでいるか解らなくなるような飲み方、ウーロン割をひたすら飲み続ける「接待酒」的な飲み方はやめようと提案。
彼もサワー類ではなく本格焼酎を選んだ。
RAM元帥の1杯目は、宮崎県宮崎市の渡邊酒造場の焼酎「旭萬年・無濾過・雪 28度」(600円)である。アルコール度数の高いお酒である。
私の2杯目は、にごり酒や純米おりがらみの好きな私は、滋賀県近江市の喜多酒造の「喜楽長 新酒活性にごり酒 純米酒」(500円)を冷蔵ケースの中に発見した。
口の中に広がる爽やかな香りが楽しいお酒であった。RAM元帥に一口飲んでもらうと、「これは凄いねえ」と驚いていた。
そんな、RAM元帥の2杯目は、鹿児島県霧島市の霧島町蒸留所の「明るい農村・黄金全量25度」(600円)である。
その時、冷蔵ケースの中にピンク色の酒を発見した。珍しい。
尾瀬の雪どけというお酒とのこと。
群馬県の龍神酒造のお酒である。
尾瀬の雪どけ【おぜのゆきどけ】純米桃色にごり本生は、花見の席などで人気があるとのこと。小グラス一杯試飲させてくださった。二人で分けあって飲み、「おお・・・」と、控えめな驚きの声をあげる二人であった。
「これは、女性がよろこぶねえ」とRAM元帥。
先に頼んでおいたハンバーグ串(180円)と春さば串(200円)もやってくる。ハンバーグ串は、洋風つくねという感じ、さばもまたうまかった。ちょっと変わった串物があるのが楽しい。
※ ※ ※
「居酒屋探偵DAITENの生活」に初期から登場している友人のOZAKI先生からメールが入る。JR南武線に乗っているそうである。
実は、昼間、OZAKI先生から電話が入っていたのだ。遅い時間でないと活動できないOZAKI先生である。ゆえに、午後9時半過ぎ頃に、JR武蔵小杉駅で会おうということになっていたのである。
「遊」、「来」、「友」、「楽」という4文字を使った、「遊来友楽」という店名が若者向けのライトな感じの居酒屋さんを想像させた。
しかし、実際に来店してみると、大衆酒場的な価格のつまみを揃え、肉、魚、野菜の豊富な種類の串焼きがあって、同時に、ただ有名なだけのメジャーな銘柄酒とは違うこだわりの日本酒と焼酎を飲ませてくれる内容の濃いお店であった。
午後7時30分から9時20分まで1時間50分の滞在。
お勘定をお願いすると、二人で6,110円であった。
東横線の新丸子駅と武蔵小杉駅は歩いても500メートルほどである。JR南武線の武蔵小杉駅の改札に行ってみると、OZAKI先生の姿はなかった。
本当は、友人同士を引き合わせようと思っていたのである。
仕方なく、RAM元帥と、またの再開を約束して改札で別れた。
少しすると、背後からOZAKI先生の声がした。
(つづく)

新丸子 やきとり「遊来友楽(ゆらゆら)」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子東1丁目770番地1 ライオンズマンション新丸子
電話 044-433-4333
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線・目黒線「新丸子」駅東口徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第508回 2013年3月8日(金) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
新丸子 やきとり「遊来友楽(ゆらゆら)」
~ 遊・来・友・楽 居酒屋の店名によく使われる四文字 ~




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久しぶりに、友人のRAM元帥から一緒に呑もうという連絡が入った。
いつも通り、私の方で店を指定することになる。ここで、Mマスターのおすすめの店が新丸子にあることを思い出した。
東急東横線・目黒線の新丸子駅改札でRAM元帥と会った。改札を出て左手へ。まっすぐ歩いて、一本目の十字路を左へ曲がり、そのまま、東横線と目黒線のガード脇を多摩川方面へ歩く。
右手の二つ目の角に、「ソフトクリーム」が立っていた。
そう・・・ソフトクリームなのである。
事前に調べてあった通りであった。
「ソフトクリーム型の看板」である。
角を右に曲がる。
お店の前にも同じものが立っていた。

雪谷大塚の屋台のあるバー「OVAL」のMマスターから新丸子の焼鳥屋さんの話を聞いたのは、半月ほど前のことであろうか。
Mマスターは平日はお店があるので日曜日に営業しているお店を探して、飲み歩きをしているのである。また、新丸子はMマスターが以前働いていたり、自分のお店を出していたことのある街であって、当時の知り合いも多い為、よく通っているそうである。
入口の上の看板は、ポップな書体で「遊来友楽」と大きく書かれ、漢字の下に「ゆらゆら」と平仮名が書いてある。どちらかといえば、大衆酒場的ではなく、若い人の集まるお店のように思えた。
この「遊」と「来」と「友」と「楽」という四文字は、全て居酒屋の店名によく使われる文字である。
間口は比較的広い。斜め格子のガラス戸を開けて中に入る。左手には7人ほどが座れるL字カウンター。右手には、6人ほどが座れるテーブル席が三つある。カウンターの中だけではなく、その奥にさらに調理場が見えた。
事前に予約をしていたので、一番奥の6人ほどが座れる落ち着く場所に通してもらえた。
まずはビール。
「生ビール二つ」言おうとすると、店長さんらしき方がおっしゃった。
「うちは、生ビール類がいろいろとありまして・・・サッポロ黒ラベル樽生、無濾過のしろほのか、麦とホップ樽生もあります」とのこと。
そこで、RAM元帥はサッポロ黒ラベル樽生(550円)、私は超プレミアムな無濾過ビール白穂乃香(しろほのか)樽生(580円)を選ぶ。
生ビール二種類を待つ間、二人でメニューを見る。
「本日のおすすめ」の中からボイルほたるいか(300円)とオニオンスライス(200円)の2品。
「定番メニュー」からはポテトサラダ(280円)とまぐろぶつ(350円)の2品。
生ビール2種がやってくる。乾杯である。白穂乃香(しろほのか)樽生は、無濾過らしく、少し濁りがあって、香りが良かった。うまい。尿酸値が少し高めの私としては、ちょうど良い量である。
ボイルほたるいかは私の好物である。健康を気にしているRAM元帥はオニオンスライスを喜んでいた。
ポテトサラダもまぐろぶつも価格に対して量もちゃんとあり、リーズナブル。
ホタルいかは富山、オニオンスライスは北海道というように、素材の生産地の都道府県名が書いてある。
産地が重要視される、まさに今時である。
やきとん【神奈川】というカテゴリーからかしら串(120円)2本としろ串(120円)1本を選び、やきとりというカテゴリーからわかどり串(120円)2本、砂肝串(120円)1本を頼んだ。わかどり串には【宮崎】であり、砂肝串は【岩手】と書いてあった。
※ ※ ※
最近、炭酸類を控えようと思っているのでサワー類はやめ、日本酒にすることにした。
お店のマスターに相談すると、我々の座った席の並びにある冷蔵ケースの中のお酒を見せながら説明してくれた。1本1本に1杯あたりのラベルがちゃんと貼ってある。
1杯目は、「五凛・純米生酒・石川門」(500円)を選んだ。
石川県白山市の「車多酒造」の石川県産の酒造好適米「石川門」を使った純米酒である。因みに「車多酒造」は「天狗舞」の製造元である。
RAM元帥に、自分が何杯飲んでいるか解らなくなるような飲み方、ウーロン割をひたすら飲み続ける「接待酒」的な飲み方はやめようと提案。
彼もサワー類ではなく本格焼酎を選んだ。
RAM元帥の1杯目は、宮崎県宮崎市の渡邊酒造場の焼酎「旭萬年・無濾過・雪 28度」(600円)である。アルコール度数の高いお酒である。
私の2杯目は、にごり酒や純米おりがらみの好きな私は、滋賀県近江市の喜多酒造の「喜楽長 新酒活性にごり酒 純米酒」(500円)を冷蔵ケースの中に発見した。
口の中に広がる爽やかな香りが楽しいお酒であった。RAM元帥に一口飲んでもらうと、「これは凄いねえ」と驚いていた。
そんな、RAM元帥の2杯目は、鹿児島県霧島市の霧島町蒸留所の「明るい農村・黄金全量25度」(600円)である。
その時、冷蔵ケースの中にピンク色の酒を発見した。珍しい。
尾瀬の雪どけというお酒とのこと。
群馬県の龍神酒造のお酒である。
尾瀬の雪どけ【おぜのゆきどけ】純米桃色にごり本生は、花見の席などで人気があるとのこと。小グラス一杯試飲させてくださった。二人で分けあって飲み、「おお・・・」と、控えめな驚きの声をあげる二人であった。
「これは、女性がよろこぶねえ」とRAM元帥。
先に頼んでおいたハンバーグ串(180円)と春さば串(200円)もやってくる。ハンバーグ串は、洋風つくねという感じ、さばもまたうまかった。ちょっと変わった串物があるのが楽しい。
※ ※ ※
「居酒屋探偵DAITENの生活」に初期から登場している友人のOZAKI先生からメールが入る。JR南武線に乗っているそうである。
実は、昼間、OZAKI先生から電話が入っていたのだ。遅い時間でないと活動できないOZAKI先生である。ゆえに、午後9時半過ぎ頃に、JR武蔵小杉駅で会おうということになっていたのである。
「遊」、「来」、「友」、「楽」という4文字を使った、「遊来友楽」という店名が若者向けのライトな感じの居酒屋さんを想像させた。
しかし、実際に来店してみると、大衆酒場的な価格のつまみを揃え、肉、魚、野菜の豊富な種類の串焼きがあって、同時に、ただ有名なだけのメジャーな銘柄酒とは違うこだわりの日本酒と焼酎を飲ませてくれる内容の濃いお店であった。
午後7時30分から9時20分まで1時間50分の滞在。
お勘定をお願いすると、二人で6,110円であった。
東横線の新丸子駅と武蔵小杉駅は歩いても500メートルほどである。JR南武線の武蔵小杉駅の改札に行ってみると、OZAKI先生の姿はなかった。
本当は、友人同士を引き合わせようと思っていたのである。
仕方なく、RAM元帥と、またの再開を約束して改札で別れた。
少しすると、背後からOZAKI先生の声がした。
(つづく)

新丸子 やきとり「遊来友楽(ゆらゆら)」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子東1丁目770番地1 ライオンズマンション新丸子
電話 044-433-4333
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線・目黒線「新丸子」駅東口徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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