Life of the izakaya detective DAITEN居酒屋探偵DAITENの生活 第548回 2014年2月28日(金)
【地域別】 【時間順】 【がっかり集】 沼部 和食処「花膳」 ~ 「桜坂」の街に良き店をみつける ~

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東京急行電鉄の元々の社名が
目黒蒲田電鉄であること、その
目黒蒲田電鉄が最初に開業させたのが目蒲線であること、そして、その目蒲線は2000年8月から目黒・日吉間の目黒線、多摩川・蒲田間の東急多摩川線に分かれたこと等に触れた。
その後、
目蒲線が1923年の開業から半年間、目黒・蒲田間全線開通前、目黒駅から沼辺駅までだけであった頃、現在と同じ
目黒線という名称であったことを知った。
さらに、沼辺駅は開業時には丸子駅という名称であり、翌年、武蔵丸子駅という名称に変わり、さらに、2年後、現在の沼辺駅という名称に変わったそうなのである。
その沼辺駅に降り立った。
静かな駅である。多摩川方面の改札前には店舗などはまったくなかった。
多摩川線と平行に走る
多摩堤通りは沼部駅の北側で左に直角に曲がり、多摩川線の踏切を渡って多摩川の東岸に出て、丸子橋脇で中原街道と交差する。
この沼部駅の北西側駅脇の踏切を渡る。まっすぐ坂を登ってゆけば、環状8号線と中原街道の交差点近くに出て、池上線の雪が谷大塚駅方面に出る。
その坂が
福山雅治の歌で有名になった
「桜坂」である。
反対側の蒲田方面の改札前に行ってみると、コンビニ1軒、中華料理店とバーなどがある小さな商店街があった。
その商店街に入って行き、左に曲がると左手に小さな和食のお店がある。その先で、道は多摩堤通りに再び出る。
お店の前には白いアクリル看板があり、そこには
「和食処 花膳」と書いてあった。
実は、ずっと前から気になっていたお店である。
左手の戸を開けて中に入る。
右手は7人が座れるL字カウンターになっており、中で飲み物を作れるバーコーナーのようになっている。カウンターの手前部分に先客の方が一人いらっしゃる。左手には二人席テーブルが二つ。手前のテーブルに座ることにした。
店の奥が調理場となっており、中がよく見える。その調理場には料理人の方が一人。
そして、女性の方が忙しそうに2階席から降りてきた。
様子を見て、
緑茶ハイ(300円)と
真蛸刺(580円)を頼んだ。
緑茶ハイで口をさっぱりさせて、
真蛸刺をいただく。蛸が歯ごたえよく美味しかった。
どうやら、2階席では宴会中のようである。さらに、2階には次々にお客さんが上がってゆく。どれくらいの広さのお店なのだろうか。1階では解らない。
熱燗を頼もうと思っていた。しかし、忙しい様子を見ているうちに気が変わった。
合間を見て「お酒一合冷で・・・」と私。手の掛からない
「冷や」にしたのである。
松竹梅豪快(400円)。
お酒のことを伝票に書く時に、一緒に食べ物も頼み、書いてもらうことにした。
「それと、出汁巻き玉子もお願いします」 少しして、お銚子に入ったお酒とお猪口を持ってきてくれた。
「お酒、常温です。」 燗酒でもない冷酒でもない
「冷や」をゆっくり飲むのも良い。
メニューを見れば、基本的には定食のお店のようだ。
てんぷら定食(950円)、
刺身定食(950円)、
天刺し定食(1500円)等の定食がある。定食のライスは大、中、小を選ぶことが出来て、しかもすべて同料金だ。
お茶は、定食屋さんらしくセルフサービスになっている。
しかし、単品メニューが豊富なので居酒屋としても機能してくれる。
出汁巻き玉子が美味かった。ちょっと甘く、大根おろしと一緒にいただくとさらに美味。
ちゃんとしたお店である。しかも高くない。
トイレが二階なので上がってみた。階段を上がって右手、暖簾の向こうがお座敷席になっている。
10人くらいは座れるだろうか。宴もたけなわとなっていた。
階段を上がって左手は独立したテーブル席の部屋になっている。四人席二つ、六人席が一つ。ゆったりとしたテーブル配置である。テーブル席にも二組の方々が座っておられた。
一階に降りて、残りのお酒をいただく。すぐに若いカップルの方もいらっしゃって定食を頼まれていた。
お勘定をお願いする。午後7時から7時45分まで45分の滞在。お勘定は1,760円であった。
静かな街の駅近くのそのお店は、予想を越えた定食屋さんであった。
この街に来た時、何度も前を通りながら今まで入らなかったことが残念なくらいである。
次回は
刺身定食を食べてみよう。
沼部 和食処「花膳」住所 東京都大田区田園調布本町29-8
電話 03-3721-0121
定休日 第1・第2・第3火曜日
営業時間 11:30~14:30/17:00~24:00
交通 東急多摩川線沼部駅から徒歩1分。
ホッピー原理主義者とは?ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。
ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」は
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